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カテゴリ:画集( 23 )

神秘なる挿絵画家 エドマンド・デュラック

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*神秘なる挿絵画家 エドマンド・デュラック 解説/監修 海野弘 マール社 2011年


海野弘氏による監修/解説、マール社の挿絵画家シリーズ第2弾。

それまで、新書館の挿絵本や洋書の画集で堪能してきたデュラックの挿絵を、
解説付きで堪能できる画集が出て嬉しかったです。
紹介されている挿絵は下記のリストのもの。

「アラビアン・ナイト」☆
「テンペスト」☆
「オマル・ハイヤームのルバイヤート」
「眠り姫、その他の物語」☆
「アンデルセン童話集」☆
「ポー 鐘、その他の詩」
「バドゥーラ姫」
「船乗りシンドバッド、その他のアラビアン・ナイト物語」☆
「エドマンド・デュラックの昔話―連合国の昔話集」
「タングルウッド物語」☆
「真珠の王国」★
「宝島」★
「金鶏」★


☆印は新書館で翻訳本が出ているもの。
無印は翻訳本は出てなくても、人気のある作品なので
洋書の画集などで見る機会はありました。
★印は後期の作品で、滅多に見られないものなので
載せてくれて嬉しかったです。

これらの他にも、モノクロカット画や作品年表、デュラック自身についての紹介文。
デュラックを知るよい入門編になっている画集だと思います。









*
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by bonplaisir | 2016-07-22 12:00 | 画集 | Comments(0)

出版されなかったカイ・ニールセン挿絵の「千夜一夜物語」

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*The Tale of the first Dervish from the Tale of the Porter and the three Girls of Baghdad,
 Thousand Nights and a Night:Illustrated by Kay Nielsen(1918-1922)



「千夜一夜物語」から「運搬人とバグダッドの三人の娘たち」より第一の托鉢僧の話の挿絵です。
王国の王子とその妹の禁断の物語。許されない恋に二人は地下に隠れ住もうとしますが
神の怒りに触れて焼き殺されてしまう場面を描いています。

装飾的な焔と煙に包まれる二人がなんとも悩ましく妖艶。
業火に包まれながらも二人にはどことなく幸福感も漂っているような
ロマンティックな場面になっているような気がします。


カイ・ニールセンの「千夜一夜物語」は、アーサー・クリステンセンがアラビア語の原点から
直接デンマーク語に訳したテクストで、デンマークから出版される計画でしたが、
第一次世界大戦の被害が大きく出版は中止され、パリ・ロンドン、ニューヨークでも
出版を試みられましたが、テクストがデンマーク語なため訳するのが大変となり、
出版は断念されたのでした。

出版はされませんでしたが、1924年にロンドンで開かれた展覧会で展示され、
以降はずっと埋もれたままの作品になっていたのです。

それを1977年に「The Unknown Paintings of Kay Nielsen」
(カイ・ニールセンの知られざる絵画)と題されたデビッド・ラーキン編として
やっと世に送り出されることになりました。
こちらはテキストなしの画集ですが、装飾豊かな縁取りの中に描かれた彩色挿絵と、
モノクロの優美な装飾額に、おそらくその中にテクストが入る予定だったのかも、
その額の中には彩色挿絵の一部拡大図が収められております。


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*The Unknown Paintings of Kay Nielsen by David Larkin (Editor),
 Hildegarde Flanner (Introduction) Peacock Press / Bantam Books 1977


マール社の「幻想の挿絵画家カイ・ニールセン」では10点紹介され、
中経出版の「挿絵画家 カイ・ニールセンの世界」では彩色挿絵の装飾額を省いた
トリミングのものが全部紹介されていますがモノクロ画は載っていませんでした

全部網羅するには、サイズは小さいですがこちらのサイトで全イラストが観られます。










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by bonplaisir | 2016-06-22 12:00 | 画集 | Comments(0)

流線の挿絵画家 ジェシー・キング

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*流線の挿絵画家 ジェシー・キング 解説・監修/海野弘 2012年 マール社


マール社の挿絵の黄金時代の画家の画集シリーズの第3弾として出版されました。
彩色・無彩色のイラストが170点にもおよぶボリュームのものとしては、
国内初の画集かと思います。
発売が決定した情報が入り次第、予約注文したくらい嬉しかったです。


巻頭からオスカー・ワイルドの「ザクロの家」(1915)の挿絵が16点紹介され、
初期の代表作、アーサー王伝説からパーシヴァルと聖杯について語り継がれている物語
「聖杯の高貴なる歴史」(1903)の挿絵が21点。
「グネヴィアの弁護とその他の詩」(1904)からは図像やカバーと挿絵が7点。
その他の詩から17点。
「シェリー詩集」(1907)から8点。
「北のグレイシティ」(1910)から12点。
「幸福の七日間(」1913)から15点。
「善き王ウェンツェスラス」(1919)から14点。
「強制された家」(1921)から15点。
「ママのお伽話」(1929)から11点の挿絵と数点のカット。

あと、これらのブックカバーや挿絵以外のイラストも数点、
ひとつひとつの絵の場面解説と物語の簡単なあらすじ、
人物像から仕事や絵柄の流れ、彼女の周りに居た芸術家たちなど、
ジェシー・M・キングの魅力を存分に味わえました。

貴重な一冊だと思います☆

でもって素敵過ぎて欲が出てしまう。
彼女のイラストやデザインのもの全作品を網羅したくなるのですw









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by bonplaisir | 2016-06-14 12:00 | 画集 | Comments(0)

高橋真琴画集:あこがれ

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*高橋真琴画集 あこがれ 1995年 光風社出版


まさに少女の頃のあこがれでした。
小学生の時にショウワノートから沢山の文具が発売され、
欲しくても買ってもらえなかったことから更に憧れ感が強まり、
学校の図書館で、童話集の中に挿絵を見つけた時には
その本目的で頻繁に通っていました。


この画集が出た頃にたまたま本屋さんで見つけ、
頁をめくると思い出される憧れの存在。
即手元に置きたいと求めた次第。

マイ・フェア・レディのような素敵な表紙にもウットリですが、
裏表紙も素敵なんですよ。

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バッスルスタイルの衣装が素適な貴婦人たち、
内側に折りこまれたカバーをめくると、
薔薇の花に囲まれた人魚たちの彫刻の噴水が現れるのでした。










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by bonplaisir | 2016-05-23 12:00 | 画集 | Comments(0)

金子國義:イルミナシオン

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*イルミナシオン 金子國義/著 金子修/監修 津原泰水/編集 2016年 バジリコ


表紙の画 「The Book」 見てお分かりになるように
「最後の晩餐」をモチーフにされている、このセンスったら♡
カバーを外して広げると「わぁー♡」ってなりますよ♪

帯に寄せられたHYDE氏のお言葉も素敵です。

金子國義氏没後の企画画集。
アトリエに残された膨大な作品の中から、
画家が気に入って手放さなかった作品や、未発表の作品、
商品や広告に使われた人気作の他にモデルの写真や
画家のポートレート写真、焼き物の絵付けまで収録されています。


画家の親近者たちが中心となって「先生ならどうする?」を合言葉に
心の籠った画集が出来上がっていると思います。

画家の生前に出版された古い画集が絶版し高騰している現状で
この新しい画集の出版は本当に有難いものでした。
今後も第2弾と続刊が出る事を願います。


そうそう、画集を眺めていて、ランボーの最後の作品を思い浮かべてしまった。
「イルミナシオン」を最後に詩作をやめてしまったランボー。
読みたくなって本棚を漁ったがない。あれ?確かあったはずなのに、、、。
どうやら実家の方に置いたままみたい、帰省の際に発掘してこようと思うw











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by bonplaisir | 2016-03-26 12:00 | 画集 | Comments(0)

ロベール・クートラス展 僕は小さな黄金の手を探す

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Twitterのタイムラインに上がってきた時に気なっていたので、
先日、帰省の際に立ち寄ってきた展覧会。
故郷にあるベルナール・ビュフェ美術館で始まったばかりです。
没後30年を迎え、フランスから日本へと続く回顧展で再評価の流れがあるようです。

ロベール・クートラス(1930-1985)パリ生まれ。
「現代のユトリロ」、「第二のベルナール・ビュフェ」として売り出されましたが、
クートラスは流行に左右される美術界からの活動に苦しみ、画廊から離れ
困窮の中で制作することを選びました。

画廊と契約していた頃は、昼間は画廊からの注文の絵を描き、
夜になると、自分の世界に籠り、カルト(手札大の紙片に油彩画)を描くのに没頭したようです。
そのうち画廊との契約も破棄し、画材にもこと欠く中で自らの芸術を追及し、
生涯をかけて描いたカルトはおよそ6000枚にもなったそうです。

今回の回顧展では、初期の油彩画からグアッシュ、テラコッタなど170点以上に加え、
多数のカルトも展示されていました。その中には、売ることも散逸も望まなかったという
日本初公開の作品もありました。

小さな紙片に濃密な世界が描かれてるカルト、ホント素晴らしいです。
詩的で哲学的であり、彼の純粋で自然体な芸術への姿勢に胸がざわつきました。
素敵な画家を新たに知ることが出来て良かったです☆










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by bonplaisir | 2016-03-19 12:00 | 画集 | Comments(0)

ルドゥーテ「美花選」普及版

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*美花選[普及版] ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ 2016年 河出書房新社


待ってた甲斐があったのか、普及版がでました(笑)
河出書房新社さんの創業130記念によるものみたいです。

嬉しくて即お取り寄せ☆
薔薇以外にも見たかったルドゥーテの花たちに
やっと出逢えました♪

全144点、見応えありです。

巻末に肉筆画が3点載せられていました。
本物を観てみたくなりますよねー
機会があるといいなー。











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by bonplaisir | 2016-02-25 12:00 | 画集 | Comments(0)

アドルフ・ザーブランスキー:Adolf Zabransky umelecke profily

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*Adolf Zabransky umelecke profily /文 1985年 テキスト:チェコ語


アドルフ・ザーブランスキー(1909-1981)
チェコの絵本作家ですが、画家でありグラフィックデザイナーであり
イラストレーターとしても活躍しました。

チェコ絵本といえばザーブランスキーの作品は有名ですが
まだ絵本は持っていないんですよね。
珍しい作品集を先に求めてしまいました(笑)

初期の絵画からプロパガンダポスター、絵本関連のイラストなど
160点ぐらい収められているバイオグラフィーのような画集です。

お馴染みの児童向けのイラストは本当に可愛いです。
お伽噺の挿絵も素敵。
赤ずきんと灰かぶり姫のイラストもありました。
政治ポスター関連のイラストも多数、
アトリエとザーブランスキー氏の写真も載っています。

ザーブランスキーの絵本も集めたいけど、
手に入り難いし見つけても高額なのと、
人気もあるのでなかなか手にすることができません。
でも機会があれば少しずつ☆















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by bonplaisir | 2016-01-27 12:00 | 画集 | Comments(0)

TASCHEN版 The Temple of Flora

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*Robert John Thornton: The Temple of Flora Werner Dressendorfer/著 Jutta Hendricks/編集 
 2013年 Taschen America Llc


我が家で一番の大判画集です。
以前の記事で豆本との比較で載せたことがあります。

どれくらい大きいかと言うと、34.7 x 42.7 cm です。
ですがこの版は2008年に出版されたものの復刻版のようで
最初のバージョンは更に大きく47.6 x 64.1 cm だったようです。

このタッシェン版は初版の復刻版で、
荒俣氏の復刻版では見られない肖像画やモノクロ画がカラー画です。
なので「バラ各種」もナイチンゲールの巣の中には卵が描かれています。

ソーントンが敬愛するリンデの肖像画も美しい彩色が施され、
キューピットの絵も植物画に劣らずの素晴らしい彩色画です。

現在、一番手に入りやすくてリーズナブルな価格の画集です。














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by bonplaisir | 2016-01-16 12:00 | 画集 | Comments(0)

フローラの神殿:荒俣宏/編著

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*フローラの神殿 R・J・ソーントン 荒俣宏/編著 1985年 リブロポート


植物の分類法に画期的なシステムを導入した、スウェーデンの博物学者
カール・フォン・リンネ。英国の植物学者ロバート・ジョン・ソーントンは、
リンネ分類学を図解した「フローラの神殿」を当時の英国で第一級の
絵師、整版師、刷り師を揃え、叶う限り大画面で制作にあたった。
そのため多大な負債をこうむり貧困のうちに没してしまった。

でも彼が残した「フローラの神殿」は愛好家から<史上最美の一冊>と
折り紙をつけられ植物図鑑の至宝と呼ばれることになりました。

植物とともに描きこまれた劇的な背景はロマンティックであり、
壮大な自然美の画集としても珍しい図鑑になっています。

この素晴らしい図画集の初版は極めて貴重で、
日本においては所有者も(少なくとも公的機関)存在しないと思われてます。
原書はクォート判第二版(でも希少)を荒俣氏が復刻したのが本書。

版によって少しずつ描きかえられている「フローラの神殿」
先日載せた「バラ各種」は初版の画でナイチンゲールの巣に卵、
背景にはギリシャ神殿のような建物がありますが、こちらの版では
背景が円柱の建物に変更され、鳥の巣には雛が描かれています。

多様な銅板技法を用いり、植物の個性に合わせて技法を選び表現する
凝りようが本当に素晴らしく、荒俣氏のリンネ分類学と植物愛から
ソーントン伝、「フローラの神殿」の成立から各植物画の解説まで
熱く語られているので、こちら側にも熱量が伝わる素敵な書になっています。

植物画だけで28葉あります。
本のサイズは265×375なので見応えあります。
図版には額縁のようなエンボス加工され、函入りの豪華な仕様になっています。

1990年にこの本の復刻版がでましたが、1999年に小学館文庫から出た
「アラマタ図像館」にも完全収録されたようです。

今ではどちらも絶版なので、また復刻して欲しい本かと思います。















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by bonplaisir | 2016-01-15 13:01 | 画集 | Comments(0)


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


by haruchonns

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