カテゴリ:一枚の絵( 172 )

映画ニジンスキーのポスター

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*Nijinsky 1980年 監督:ハーバート・ロス 



今日はセルゲイ・ディアギレフの生誕145周年だとか。
ディアギレフというば19世紀末から20世紀初頭に
ロシア美術雑誌「芸術世界」の発起人でありバレエ・リュスの創設者。

そして同性愛者でもあり、ニジンスキーとも関係を持っていましたね。
1980年のアメリカ映画で、この二人の破滅的な人生を描いた伝記映画を
ハーバート・ロス監督が映画化したのを思い出しました。

当時のポスター・イラストを大好きな映画イラストレーター
リチャード・アムゼルが描いている♡

もう30年くらい前に観た作品なので内容もおぼろげ、、、
また観たいなぁと思ってソフトを探してみましたが、
どうやらDVDにもなっていないみたい?
輸入盤はDVDもBlu-rayも出ているようですが、、、
国内版はないようで残念です。



観たいのに観られないもやもやを解消したく、
山岸涼子さんのニジンスキー漫画「牧神の午後」でも
ディアギレフとの関係も描いているので開いて読む(笑)

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by bonplaisir | 2017-03-31 15:00 | 一枚の絵

バレエ:ジゼル

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オーストリア地方の伝説を着想に作られたバレエ作品。
1841年にフランスで初演されました。
その時の主演ジゼルを踊ったカルロッタ・グリジを描いた
石版画ですが作者は不明みたいです。


テレビですけど、久しぶりにバレエ観賞。
先日、WOWOWで放送した英国ロイヤル・バレエ団の「ジゼル」。
2016年4月にロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス公演を収録したものです。

ロマンティック・バレエの古典の代表作ですよね。
全二幕なので見やすいのも魅力。

村娘のジゼルと平民になりすました貴族アルブレヒトとの悲恋話。

恋人に婚約者がいたことで悲しみのあまり死んでしまうジゼル。

結婚前に処女で死んでしまった娘たちは精霊ウィリとなり
森に彷徨い込んだ男性たちを死ぬまで踊り殺してしまう。
ジゼルもウィリの女王によって仲間に迎えられた。

森の中のジゼルの墓に訪れた恋人アルブレヒトはウィリたちによって
踊り殺されそうになっていたが、ジゼルはそれをやめさせようと
ウィリたちに命乞いをし続けていた。
そのうち朝日が昇り、ウィリたちはそれぞれの墓に戻った。
命拾いをした恋人アルブレヒト、ジゼルは別れを告げて消えていった。



一幕のクライマックス、ジゼルが嘆き苦しみ精神的に
取り乱して狂い死にの様な場面には胸を締め付けられましたわ。
ジゼル役のマリアネラ・ヌニェスの素晴らしかったです。

二幕の精霊ウィリたちの群舞は幻想的で、
精霊というよりやはり亡霊かな、
とっても幽玄で美しかったです。
衣装も素敵だったわー。


ジゼルには解釈がいろいろあるようで、
アルブレヒトは一時の戯れだったのでは、とか
ジゼルは自殺だったのかも、とか
不実な男を愛せるか、しかも許し助けるか、とか
ジゼルはウィリであり続けるのか、とか、、、

ダンサーによっていろいろと表現が変わるようですね。
そういえば、バレエ漫画「SWAN」でも
ジゼルのオーディション選考で取り上げてたわ。


ひさびさのバレエ観賞よいですねー。
時間ができたら録画したマリインスキー・バレエ団「青銅の騎士」も楽しみたいわ。















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by bonplaisir | 2017-03-29 14:04 | 一枚の絵

ミュシャ:眠れる大地の春の目覚め

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*Alphonse Mucha(1860-1939):spring awakening the sleeping earth,1933



ミュシャの晩年の作品「眠れる大地の春の目覚め」
1919年に同一構図の単色刷のリトグラフを元に
1933年に描かれた油彩画。

後にナチス・ドイツが1939年にチェコスロバキアに侵攻し、
ミュシャは「国民の愛国心を刺激する絵を描く」との理由で
ドイツ軍に逮捕され、厳しい尋問を受けます。

その後、ミュシャは解放されましたが、
逮捕前から患っていた肺炎が悪化し死去。

ミュシャは1968年の「プラハの春」を知らずに亡くなっているけれど、
この時をも予感するような作品にも思えます。



この絵を初めて画集で見た時にはっとした。
まるで天使が舞い降りてきてささやいているような美しさ。

2005年のミュシャ展で実物を観られたとき、
ナチスに略奪もしくは焼却されずに残っててホントよかったと思いました。















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by bonplaisir | 2017-03-24 12:00 | 一枚の絵

ミュシャ:PANTHEON OF CZECH MUSIC

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*Alphonse Mucha(1860-1939):PANTHEON OF CZECH MUSIC,1929




ミュシャが「スラブ叙事詩」に取り掛かるきっかけにもなった
チェコの音楽家スメタナやドボルザークが絵描かれている
「チェコの音楽界の英雄たち」
1929年に描かれた前年に「スラブ叙事詩」全点を展示する
展覧会がプラハで開かれた。


この画像はポスターのものですが、オリジナルは油彩。
有名なテニスプレイヤーのイワン・レンドル氏が
1981年のオークションで初めて求めたミュシャの絵でした。

この絵との出逢いからミュシャ蒐集が始まり
どんどん魅了されていったようです。

レンドル氏もチェコ人であり、
母国を思い起こさせるミュシャの絵に癒されているようです。















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by bonplaisir | 2017-03-22 12:09 | 一枚の絵

アメデ・ヴァラン:パピヨンから

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アメデ・ヴァランの「パピヨン」から
美しい蝶の羽を持つ人ほかにも
トンボの羽を持つ人の挿絵もあったり。

上のとても優雅な様子の絵では
トンボの姿のままで擬人化されている。
一見グロテスク、でもとってもエレガント♡















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by bonplaisir | 2017-03-17 12:00 | 一枚の絵

Amédée Varin:Papillons

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グランヴィルのシュールな画風を受け継ぐ
アメデ・ヴァラン(1818-1883)もスッゴク素敵♡

グランヴィル等の挿絵の彫版師として活躍後、
自らも挿絵画を彫版した本を刊行。
1851年「野菜の王国」、1852年「パピヨン」の2作品のみ。
特に「パピヨン」はロマンティックの最高傑作と呼ばれている全2巻の希少本。

上の絵は「パピヨン」の口絵。
美しい羽を持つ擬人化した蝶たちが素敵♡

ヴァランの挿絵を見る機会があまりないのですが、
荒俣宏氏の著書や鹿島茂氏の著書で紹介されている。

けども図版が小さいのもあったりするので
画集もしくは図版集とか出てくれたらよいのになぁ。

















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by bonplaisir | 2017-03-16 12:00 | 一枚の絵

グランヴィル:カードの戦争

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1844年刊「もうひとつの世界」より<カードの戦争>の絵。
あの作品を思い浮かべてしまってニマニマしちゃう。

そう、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」。

この作品の世界に与えたグランヴィルからの影響の大きさが伺われます。
実際にキャロルはアリスの挿絵にこのような画を求めていて、
テニエルに口煩いほど注文したそうで、テニエルはもう二度と
ルイス・キャロルと一緒に仕事をしたくないと憤慨したとか。
といいつつも「鏡の国のアリス」の挿絵も引き受けたのだけど。
こんな裏話もあるようです(笑)

この絵、大好き♡














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by bonplaisir | 2017-03-14 12:00 | 一枚の絵

オディロン・ルドン:神秘的な対話

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*Odilon Redon(1840-1916),Mystical Conversation,1896.


A moment of silence...















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by bonplaisir | 2017-03-11 14:46 | 一枚の絵

オディロン・ルドン:アンドロメダ

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*Odilon Redon(1840-1916):Andromeda,1912.Arkansas Arts Center, Little Rock, AR, US



オディロン・ルドンってジワジワと惹きつけられる。

母の亡き親友で「私のルドンちゃん」というくらいルドン好きな方がいて、
大分前、国立新美術館で行われた展覧会(なんのだったか忘れちゃった・笑)に、
母とご親友とご一緒させてもらったことがある。
その時にルドンも展示していて、その時の燥ぎようが可愛らしかった。
だからルドンの絵を見る度に思い出してしまう。

あれから、いろんなルドンの絵を見てきて、
なんとなくだけど「ルドンちゃん」と言いたくなるのが
近頃わかるような気がしてきたような?(笑)
もっと早く「ルドンちゃん」という感覚に気がついていれば
もっと沢山ルドンについてお話ができたのかもしれない。
と、思うと少し残念。

ルドンちゃん好いです♡















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by bonplaisir | 2017-03-10 12:00 | 一枚の絵

エドガー・ドカ:帽子店

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*Edgar Degas(1834-1917):Das Modewarengeschäft,1885.Art Institute,Chicago



ドガの「帽子店」が素敵。
ってTumblrに上がってきた画像見て思った次第。

帽子を選んでいる女性かしら?
傾けた頭に丁度良く飾ってある帽子が重なっている。
まるで、こちらの方がお召し物にもあってお似合いですよ、的な。


去年はファッション関連展覧会が多く、
それらのどこかで展示されてても良さげな絵だなと思いました。

あと帽子屋といえば「ハウルの動く城」のソフィのお店。
彼女のアトリエ風景も素敵だった。
あら、ジブリ作品も思い浮かべてしまうなんて(笑)


帽子の装飾も素敵ですよね。
英国ドラマ「ダウントン・アビー」シリーズでも
服装と一緒に気になっているアイテム。
その絡みで、去年の春に帽子デザイナーの林 泉さんの個展も
新宿の京王ブラザホテルでやっていました。
別件ついでに覗いた個展でしたが、運よくご本人様の説明つきで
各作品を観て回れる機会に恵まれて嬉しかったです。

装飾帽子を被る機会がないですけど、素敵なデザインが沢山あって、
手間暇かけられた手作業による装飾は素晴らしかったです。

今年の10月頃にも個展を行われる予定だそうで、
アンテナを張っておこうと思います。
















*
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by bonplaisir | 2017-03-09 12:00 | 一枚の絵


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


by haruchonns

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