カテゴリ:人魚姫( 43 )

Nadezhda Illarionova の人魚姫

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ロシアのイラストレーター Nadezhda Illarionova (1985-)

少しダークな色使いと、アンニュイな表情とか

暗めの華やかさの中にあるけだるさがよい塩梅で好きです。

彼女の描く童話集がロシアで出版されているようなのですが

ちょっと容易に手に入れられないのがもどかしい。

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童話集には、ペロー、グリム、アンデルセンの代表作から

「人魚姫」「ワイルドスワン」「赤頭巾」「長ぐつを履いた猫」
「おやゆびひめ」「ろばの皮を被った王女」「眠り姫」
「シンデレラ」「青髭」などなど。

彼女のイラストを沢山紹介してくれてるサイトです。
http://cizgilimasallar.blogspot.jp/search/label/Nadezhda%20Illarionova

ご本人のサイトは Flickr が中心のようですね。
https://www.flickr.com/photos/nillarionova/

好みのイラストを描くので手元に置けるようになれたらいいなぁ~☆
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by bonplaisir | 2015-06-25 12:00 | 人魚姫

ペテルブルグの画家による人魚姫

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*Русалочка Андерсен/Антон Ломаев 2012 Azbuka; Neuauflage
 人魚姫 アンデルセン/文 アントン・ロマエフ/絵 テキスト/ロシア語


ペテルブルグの画家アントン・ロマエフによる人魚姫のロシア絵本。

2009年に、本格的に始めた絵本の仕事での初の作品「人魚姫」が出版されました。
こちらは2011年に出版された新装版の2012年に刷られたものです。

全頁フルカラーの挿絵が豪華でボリュームある人魚姫絵本です。
綿密な絵柄がとっても美しくドラマチックで、ため息ものの「人魚姫」です。
なのに和訳絵本が出ていないのが残念でなのです。

アントン・ロマエフさんのサイトで他の絵も沢山見られます。

ロマエフさんの絵本、今では沢山出ているので集められるといいなぁ。












*
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by bonplaisir | 2015-04-15 12:00 | 人魚姫

ヨゼフ・パレチェク画の「人魚ひめ」

お恥ずかしい話なのですが、「人魚姫」が大好きなのに大人になって新潮文庫のアンデルセン「人魚の姫」(矢崎源九郎訳)を読むまで、王子を殺せなかった人魚姫は海の泡になって死んでしまったのだと、長年思いこんでいました。

まだその続きがあって、海の泡にはなるのですが空気の精たちが人魚姫の周りに集まり仲間に入れてあげるのです。そして水の精(人魚姫)は心から人間に愛されないと魂が授からないのですが、空気の精は良い行いを300年続ければ魂を授かれるのです。という訳で優しい心を持ち良い行いをした人魚姫を、空気の精が救ってくれ、魂を授かる為に風に乗って良い行いをしに旅立つ。という物語だったのです。

なぜ私は泡になったところで話が終わるように思い込んでいたのかしら?

気になったので少し調べてみたら、大抵の人魚姫の絵本などは最後まで訳されているのですが、たまに童話集など簡潔にまとめた本の中に「海の泡」になってしまったところで終わっているものもあったんですね。どうやらこの辺りの本に刷りこまれていたのかな?(笑)


そして「人魚姫」の絵本を集めるきっかけとなった絵本がこちら。

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「人魚のひめ」アンデルセン/文 ヨゼフ・パレチェク/絵 石川史雅/訳 発行/プロジェクト・ノア

初めてネットでパレチェクさんの絵を見た時は、迫力がある濃い色彩に少し抵抗感あったのですが、古書店でたまたま見つけ、開いて吃驚!カラフルですが色彩バランスが素敵で、海の底なのに植物庭園の見事な美しさに一気に魅了されてしまいました。やっぱ絵本は実際に開いてみないとワカラナイ素敵世界が広がっていますね。

見れば見る程、構図とかスゴク好みで、地上の植物のような花や木が沢山描かれていますが、海流のような漂い感もあるし魚たちと一緒でも違和感なく描かれ、こんなアクアリウムあったらいいのにって思う位です。濃い色と明るい色の使い方が絶妙です。厚みがあって深い色使いなのに優しく柔らかく感じます。




水の精の人魚たちは300年生きられますが、死んでも「魂」はなく海の泡になるだけです。ただし、心から人間に愛されれば「魂」を持って死ぬことが出来るのです。人魚の姫は叶わなかったけれど、空気の精のおかげで可能性を手にします。その時、生まれて初めて涙が頬をつたわるのをおぼえたのです、、、。

何度も読み返していくうちに、もしかして人魚姫が本当に欲しかったのは、王子の愛よりも死ぬことが出来る「魂」だったんじゃないかって最近は思う事もあります。華やかさの中に哀愁も情緒も包容力もあるテーマは深みがありますし、あとワタシ的に感じる事ですが、美しい異形なものへの憧れや、何気に秘めた残酷性も魅力のひとつに。アンデルセン童話の中で一番好きな物語なのです。










*
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by bonplaisir | 2015-03-30 12:43 | 人魚姫


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


by haruchonns

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