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隠れ家のような小さな美術館だった。

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2年前、清澄白河界隈を散策してた時に、ふと立ち寄った小さな美術館。

白が基調の洒落た佇まいは、近辺の下町風情から少し離れた異空間。

外看板の「ガレットデザインギャラリー」のヴィトンと香水瓶の

展示内容に目が留まり、友人と軒先で不思議そうに覗いていたら

お店の中から、初老のマダムが「良かったらどうぞ?」と招き入れてくれました。

好奇心先に立ち、入場料を渡してその店の二階に案内された。

ギャラリー名の「GARRET」のごとく、屋根裏部屋のような小さな空間に

アンティークやヴィンテージのヴィトンのコスメトランクとが並び

その時代の香水瓶やヴォーグ誌の広告などが展示されていました。

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衣装や帽子、小物など様々な用途のトランクと一緒に携行された

男性用、女性用のいろんな形のコスメトランク。

仕様も時代にそ沿って様々に移り変り、

トランクの備品の化粧瓶なども 純正のバカラ製のものもあれば、

持ち主の特注品の繊細な装飾入りの化粧瓶もあったり。

ブランドが提供するものから、客によるカスタマイズなものまで、

長く愛用できるよう、贅沢を極め美を追求したもの作りですね。

これらの時代の旅のスタイルを、お話を聞きながら当時を想像し、

ギャラリー的に言う「ちいさな脳内旅行」まさしくそんな時間を過ごせました。

小さいながらもテーマに沿って、濃くぎゅっと詰まった素敵な展示。

平日もしくは控えめなギャラリーだからなのか、貸し切り状態。

そんなところもちょっと贅沢気分を味わえました。


ガレットデザインギャラリー」の本拠地は箱根の別荘地内にあるようで

清澄白河では期間限定で開催されていたようです。

「ヴィトンと香水瓶」の後に「船の旅」をテーマにした展示も行われてて

行けなかったのが残念です。

クローゼットのようなトランクや引き出しつきのトランクなど

映画の中でしか見たことがないような

長期滞在用の大型トランクらが展示されていたそうです。

そういえば、予告展示でタイタニック号の乗船客名簿も飾られていた!

あとギャラリーオリジナルのスーパーリアルペーパークラフト、

ヴィトン公認のトランクなどもありました。


いつか箱根のギャラリーにも足を運べたらいいなぁ~☆
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by bonplaisir | 2015-06-30 12:00 | 呟き | Comments(0)

香水瓶の図鑑

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*香水瓶の図鑑 ベルナール・ガングレール/著 木村高子/訳 2014年 原書房

図鑑ってなんて魅力的な単語。
しかも香水瓶だなんて、もっとワクワクします!

ガラス工芸と香水の愛好家である著者のコレクション、
1830年から2010年までの1000点以上のなかから
1900-1930年までのコレクションが最も多く
素敵なものが沢山過ぎてときめきっぱなしです。

手元に博物館がやったきたような充実感ある見応えです。
博物館だとガラス越しに小瓶を眺めると細部まで見るのに
困難な場合がありますが、写真集なら細かなディテールまで
ハッキリと確認が出来るので、このような図鑑は本当に有難いですね☆

眺めていると時間を忘れ、至福の時を過ごせます。
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by bonplaisir | 2015-06-29 12:00 | 写真集 | Comments(0)

カシニョールの風景画

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ふと思い出した、カシニョールの風景画。

今の土地に越してくる前、伊豆と箱根の玄関口にある

自宅の部屋へ残したままのアートポスターの額装が懐かしくなりました。

もう20年以上部屋のアクセントとして活躍してくれた絵です。

やはり印刷物なので経年の色褪せは仕方がないとはいえ

お気に入りの絵だったのでなかなか処分できなくて。


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フォルダの整理をしていたら出てきました。

自宅の部屋に飾ってる写真が(笑)

大分色が褪せていますね。

全体的に青っぽくなってしまっている。

これに代わる絵を探しても、なかなか見つからないんですよねぇ~

とりあえず、そのまま、まだ壁に居てもらおう☆
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by bonplaisir | 2015-06-27 17:00 | 呟き | Comments(0)

1976年のチェコ映画「人魚姫」

YouTubeで見つけたチェコ映画の「人魚姫」、原題「 Malá mořská víla 」

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*「 Malá mořská víla 」 1976(チェコスロバキア)90min 監督:カレル・カヒーニャ

概念に捕らわれないオリジナリティ溢れる人魚姫のビジュアルと
創意工夫で見せる幻想的な世界に魅了されました。

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情報が少なくて、それでも1981年に日本でも公開されたそうです。
でも記録がホントに少なくて、どのような形式の上映だったのかもわかりません。

とりあえずソフトを探していたらDVDはチェコで販売されているようなのです。
どうやって取り寄せてよいのやら、トラブルは避けたいし失敗したくないし、
色々と躊躇しています(汗笑)

今のところ、YouTubeで英語字幕付きのが全編観られるので
なんとか手に入れるまではこちらで堪能中☆

それにしてもチェコ映画の幻想ものは素敵なものばかり。
チェコ怪奇骨董幻想盤というシリーズ(後々の記事にて)もあるのだけど
不思議な世界に誘ってくれます。

絵本、人形劇、アニメに映画、いろんなチェコものに惹かれてます。
チェコって素晴らしいわ☆

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by bonplaisir | 2015-06-26 12:00 | 人魚姫 | Comments(0)

Nadezhda Illarionova の人魚姫

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ロシアのイラストレーター Nadezhda Illarionova (1985-)

少しダークな色使いと、アンニュイな表情とか

暗めの華やかさの中にあるけだるさがよい塩梅で好きです。

彼女の描く童話集がロシアで出版されているようなのですが

ちょっと容易に手に入れられないのがもどかしい。

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童話集には、ペロー、グリム、アンデルセンの代表作から

「人魚姫」「ワイルドスワン」「赤頭巾」「長ぐつを履いた猫」
「おやゆびひめ」「ろばの皮を被った王女」「眠り姫」
「シンデレラ」「青髭」などなど。

彼女のイラストを沢山紹介してくれてるサイトです。
http://cizgilimasallar.blogspot.jp/search/label/Nadezhda%20Illarionova

ご本人のサイトは Flickr が中心のようですね。
https://www.flickr.com/photos/nillarionova/

好みのイラストを描くので手元に置けるようになれたらいいなぁ~☆
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by bonplaisir | 2015-06-25 12:00 | 人魚姫 | Comments(0)

Nicoletta Ceccoli の画集

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*Daydreams Nicoletta Ceccoli  Logos 2014 テキスト:イタリア語

ある日、Tumblr のタイムラインに上がってきた彼女のイラストを見て一目惚れ。
日本での紹介はまだ浅く、書籍も殆んど洋書ばかりでした。
どうしても手元に置きたくて2014年に出版された作品集を取り寄せました。

作品集としては2冊目なのですが、一冊目の時から作風が変わり
より自分の好みに近づいた2冊目を求めた次第。

冷やり感あるピンクと水色基調のパステルカラー使い、
柔らかで愛らしい少女たち、時に残酷でグロテスクもありなガーリーな世界に漂う
不穏な雰囲気は独特で、ドキドキしてしまうのです。

公式ホームページ http://www.nicolettaceccoli.com/index.php
Nicoletta Ceccoli(1973-) サンマリノ共和国在住のイラストレーターです。
ニコレッタ・チェッコリと読むのかな?

彼女の挿絵のついた和訳絵本はまだ一冊しか出てないようで、、、
「シンデレラ」の挿絵もつけているので是非和訳本出してもらえたらなぁ~
とりあえず洋書の方を手に入れたいと思います☆











*
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by bonplaisir | 2015-06-24 12:00 | 画集 | Comments(0)

Marina Bychkovaの人形

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ロシア系カナダ人の人形作家 Marina Bychkovaさんの作り出す、
童話や伝説、神話など彼女の独特な解釈により作り出される世界感が素晴らしく、
魔法をかけられたように魅了されまくり中です。

球体関節人形と思えぬ艶めかしい肢体。
ディテールの凝った装飾、オートクチュールの職人みたく
繊細な彫金に刺繍、ドレスの模様は手描きだったり、
細かいところまで人形に注ぎ込む贅沢の極みが半端ないです。

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公式ホームページ http://www.enchanteddoll.com/

こちらは2012年12月号のVOGUEのP247~。 
「VOGUE BEAUTY」のコーナーで取り上げられたもの。

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いつもHPばかり覗いては楽しんでいるのだけど
作品集が去年出ているのですよね。
やっぱ今のうちに買っておかないといけないかもだわ☆










*
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by bonplaisir | 2015-06-23 12:00 | 呟き | Comments(0)

初めて手にしたアンティーク書籍

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*‘Princess Badoura - a tale from the Arabian nights’ retold by Laurence Housman
 illustrated by Edmund Dulac Published 1913 by Hodder and Stoughton, London.


1913年に出版されたエドモンド・デュラック挿絵の「バドゥーラ姫」です。
初版の同年出版の再販本のようです。

挿絵黄金時代(19世紀末から20世紀初頭)の素敵な挿絵本に憧れてはいたものの
高価で自身の手元に置いておける代物でなく、常に高嶺の花のような存在でした。

ですから手に入りやすい洋書の画集や和書画集などで楽しんでいたのですが、
代表的な挿絵は堪能できても、一冊の本に描かれた挿絵を全て網羅はできず
多少なりとも不満を持ってはいたのです。

すると、たまたまですがオークションで見つけたのです。
ワタシでも手が届きそうな価格でしたので思い切って落札してまみした。
手元に届いて、予想より状態の良い本に喜び、
100年前の本が手元にあることに軽くタイムスリップした感じです☆

挿絵10点は別刷りで、薄紙で保護されています。
表紙のデザインも美しいわー。
でもって、やっぱり初見の挿絵もあるんだわー☆

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「バドゥーラ姫」はアラビアンナイトの物語からで、
ペルシアの王子とシナの王女の大恋愛の物語です。

挿絵のエドマンド・デュラックは自身の東洋趣味を存分に活かし
ペルシア、インド、中国から日本まで幅広く東洋のモチーフを取り入れて描いています。

実を云うとバドゥーラ姫は未読で、物語の全容をしらなくて、
デュラック画集の解説によると、バドゥーラ姫は波乱万丈の末、
ペルシアの王と無事結婚するのですがペルシアの王子は
他の美しい姫君とも結婚していて、その国の王にもなっているという。
一夫多妻制のなんとも中東らしい結末みたいです。

わーおもしろそー和訳本探さなきゃ☆
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by bonplaisir | 2015-06-22 12:00 | antique&Vintage | Comments(0)

エドマンド・デュラックの画集

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*Dulac's Fairy Tale Illustrations in Full Color Jeff A. Menges/編 2004年

デュラックの絶版和訳本を集め始める前は、
この安価で手に入るペーパーバックの画集で挿絵を楽しんでいました。

「シンデレラ」の素敵な挿絵の表紙から始まり
「眠れる森の美女」「青髭」「シンデレラ」「美女と野獣」
「雪の女王」「ナイチンゲール」「パラダイスの園」
「人魚姫」「バドゥーラ姫」「アラビアンナイト」など
初期から後期までの代表的な挿絵が55点堪能できる画集です。

でも結局これだけでは物足りなくなってきて、
全ての挿絵を網羅してみたくなっちゃったんですけどね(笑)

でもデュラック入門から始める画集としてはもってこいの本です☆
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by bonplaisir | 2015-06-20 12:00 | 画集 | Comments(0)

エロール・ル・カインの「シンデレラ」

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*シンデレラ または、小さなガラスのくつ ペロー童話 エロール・ル・カイン/絵 中川千尋/訳 1999年ほるぷ出版

初めてル・カインの挿絵絵本に出逢ったのが
1990年代の初めにトロントへ旅行した時の街の本屋でした。

ひと目で気に入り、その時に一緒にあった「いばらひめ」とともに
日本に持ち帰りました☆

その頃は、まだ和訳絵本が出てなかったのですが、
大分後になって、そういえばと思い出して検索したみたら
和訳絵本が出ている事を知り求めた次第。

「シンデレラ」を読むのも久しぶりだったのですが読み始めて、
あれ?シンデレラの父親って事故で死んだ筈では???となりました。

何故って、継母や義姉たちに虐げられているシンデレラを
後妻に頭が上がらず傍観しているような父親なのです。
シンデレラも父親に言っても叱られるだけと、我慢しているような娘なのです。

今更ながら知ってる話だったので、挿絵本を集めても恥ずかしながら
改めて読んでなかったので、本棚にある「シンデレラ」本を全部確認しました。
ペロー童話に忠実な和訳本はほぼ上記のような設定でした。
子供向に読みやすく、簡単にまとめられている文章では、
父親の事については省かれているものばかりでした。
ふぅー、ヤバかった(笑) 読み直して良かった(笑)

どこで刷り間違えたのか?ピンと来るものがあったので
ディズニー・アニメのあらすじを調べてみたらビンゴでしたよ(笑)
ディズニー作では父親が事故死していたのです。
幼い頃に何度も繰り返し観てきたのが原因かな?(笑)

影響力大ですねディズニーの「シンデレラ」(1950)。
そのディズニー作から着想得たのではないかしらという挿絵があります。
水鏡に映る、お城へ向かう馬車の絵です。
しかも更に先人の画家へリスペクトしているような1枚なのです。
ハリー・クラーク(1889-1931)のシンデレラのモノクロ・イラストです。

ル・カインのこのような、遊び心もあるセンスが大好きです☆

この「シンデレラ」のおかげで改めてお話の面白さも実感できました☆












*
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by bonplaisir | 2015-06-19 12:00 | 和テキスト絵本 | Comments(0)


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


by haruchonns

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