<   2016年 08月 ( 27 )   > この月の画像一覧

恋月姫:月の神殿

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*月の神殿 恋月姫/人形 恋月姫+ステュディオ・パラボリカ/写真 2004年 ステュディオ・パラボリカ



恋月姫さんの3冊目の作品集。

今回は写真の殆どを作家本人によるものです。
なので前2作と比べると大分趣が違います。

お人形も幼女っぽかったものから少し成長し、
ティーンエイジの少女ぐらいから女性になる前の狭間な頃な感じ。
少女だけど大人びた表情を浮かべてたりします。

恋月姫さんの人形て、虚ろなオープンアイも
「死」を思わせる眠りのクローズアイも、どちらも惹きつけられるのだけど
伏し目がちの半開きの瞳がまた素晴らしいですね。

今までの作品集より、人形のお顔を見る角度にまで
気を使って撮られているので、より表情の魅力を堪能できると思いました。

神秘的なベールを纏っているかのような作品集。










*
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by bonplaisir | 2016-08-31 12:00 | 写真集 | Comments(0)

恋月姫:震える眼蓋

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*震える眼蓋 恋月姫/人形 片岡佐吉/写真 2000年 角川書店



恋月姫さんの2冊目の作品集です。
初作品集から、より意欲的に世界感を構築しているように思えました。

近寄りがたいほど美しく、倒錯的な雰囲気も漂うその中で
人形たちの微かな呼吸が聞こえてきそうです。

まさに幻夢の中を彷徨う人形たちのよう。

耽美ですね、存分に堪能できます。



序文を萩尾望都さんが書かれています。
終盤に出てくる唐子人形と天草四朗の和テイスト人形も!
妖な空気がタマランですよ。










*
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by bonplaisir | 2016-08-30 12:00 | 写真集 | Comments(0)

天野可淡:復活譚

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*天野可淡 復活譚 天野可淡/人形 片岡佐吉/写真 2015年 角川書店


やっぱ手元に置きたくて、お取り寄せ♡

初作品集と比べると人形の数も頁も多くて、KATANDOLL堪能できます。

人形蒐集家で有名な片岡佐吉氏の世界感で彩られる人形たち、
写真家によって人形の作品イメージが大分変るのですね。

またもや可淡さん自身が自分の作品を撮るとしたら
どんな世界感の中に人形たちを閉じ込めたのだろう、
なーんて思ってしまったり(笑)



昨日まで銀座で開催していた片岡佐吉氏のマリアの心臓人形展覧会
「犬神佐兵衛の密かな愉しみ第二章」行きたかったけど結局見逃してしまった~。

京都までなかなか足を運べずチャンスだったのになぁ、、、
次回ご縁がありますようにと祈ります☆









*
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by bonplaisir | 2016-08-29 12:00 | 写真集 | Comments(0)

内田善美:草迷宮・草空間

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*草迷宮・草空間 内田善美/著 1985年 集英社



日本人形、とくに市松人形ってちょっとコワいイメージを持っていたのだけど、
この内田善美さんの漫画「草迷宮・草空間」でそのイメージはひっくり返りました。

自分のことを「ねこ」と言う人形を拾ってしまった大学生の草くん。
人形のくせに好奇心は旺盛だわ、喜怒哀楽は激しいわ、
彼女に振り回される日常で、ふと人形に「魂」が宿り始めているのか?と、、、

ちょっとコワい(作者が言ってます)ハズのシチュエーションなのに、
「ねこ」は目をキラキラと輝かせて人間世界を楽しんでいる様はとっても可愛くて、
いつしか草くんも彼女の存在に癒されているような、、、。

この作品でも、感性豊かに綴られる言葉や風景は印象深く、
いつまでも心と細胞にまで沁み込んでいます♡










*
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by bonplaisir | 2016-08-27 12:00 | 漫画関連 | Comments(0)

写真絵本:なおみ

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*なおみ 谷川俊太郎/作 沢渡 朔/写真 1982年 こどものとも 2007年 福音館書店



ある家に代々受け継がれている人形「なおみ」。

「なおみ」はその家に女の子が生まれると
姉妹か友達のようにいつも傍らに寄り添っている。

女の子も「なおみ」を人間の少女のように接し語りかける。
しかし「なおみ」は女の子と話をすることはない、、、。



子どもの時間をテーマにされているお話のようです。
生まれた時から一緒に過ごす人形が、
生身の女の子ではないと悟るまでのお話みたい。

それに気がついた途端、魔法が解けてしまったような。
でも人形との蜜月の終りは大人への一歩でもありますよね。

そして女の子が成長し、娘を授かった時、
また「なおみ」はその傍らに寄り添われるのですね。


少女期特有の不思議な世界、しっとりした時間を感じることのできた絵本です。
市松人形が女の子と同じ大きさなので、世間では「こわい絵本」とか
「トラウマ絵本」なんて言われてしまっているようです(笑)










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by bonplaisir | 2016-08-26 12:00 | 和テキスト絵本 | Comments(0)

恋月姫:人形姫

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*人形姫 恋月姫/人形 片岡佐吉/撮影 1998年 小学館 2000年5刷



球体関節人形作家の恋月姫さんの初の作品集です。
少女の容姿を纏ったまるで生きているかのようなお人形たち、
美しく妖艶な肢体、その手足の指の表現には鳥肌が立ちます。

2014年に信濃町のアートコンプレックスセンターで行われた展示会で、
ご本人さまにお会いでき、少しお話させて頂いた時は感激しました。
そしてこの作品集に気さくにサインもして頂き、宝物になりました☆












*
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by bonplaisir | 2016-08-25 16:30 | 写真集 | Comments(0)

天野可淡:KATANDOLL

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*KATANDOLL 天野可淡/人形 吉田良一/写真 1989年 トレヴィル 1996年8刷



人形作家・天野可淡さんの初作品集。
球体関節人形に初めて触れたのがこの作品集でした。

よく立ち寄る本屋さんの美術関連のコーナーで、
サイズは小さいけど目を惹いたので手に取って開いて見ると
そこは耽美な人形たちの世界でした。

少し恐ろし気な雰囲気を纏いつつも美しく、その瞳の奥からは何か語りかけているような、
お伽話や夢の中の少女や少年たちのようだと、当時思ったよう記憶しています。

日本にもこんなに素晴らしい人形作家さんがいるのだと知った数年後、
90年代の初めに事故で亡くなられてたのを知った時はショックでした。
今でも時々、ご存命ならどんな作品を作られたのかなと思ってしまいます。

今では伝説の可淡さん、作品集はこの一冊しか持っていなくて、
トレヴィルからは三冊出ていたのですが、既に絶版。
ですが去年、人形博物館「マリアの心臓」が所蔵するKATANDOLLを
片岡佐吉撮影で作品集「天野可淡 復活譚」が出版されたので
やっぱ手元に置きたいなー。










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by bonplaisir | 2016-08-24 12:00 | 写真集 | Comments(0)

フィリップ・バーン=ジョーンズ:Irene Spencerの肖像

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*Philip Burne-Jones(1861-1926): Irene Spencer,1912



エドワード・バーン=ジョーンズの長男で画家。
お父上の絵を物色中に出逢えました。
息子さんも素敵な絵を描いてらしたのね☆










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by bonplaisir | 2016-08-23 12:00 | 一枚の絵 | Comments(0)

ザ・ビューティフル展:2014年

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*ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860ー1900 三菱一号館美術館 2014年1/30-5/6



キャメロン展に赴いてからだいぶ経ちましたが、
一息入れて「ふぅ~」っと落ち着いていたところに
思い出した展覧会、その図録を広げると

キャメロン、ワッツ、ヴァレンタインと作品が連なって載っていて
また引き戻されそうです(笑)


つか、ピンポイントに琴線に触れるものばかりの展覧会だったのです。

バーン=ジョーンズ、ロセッティ、レイトン、
ゴドウィン、ホイッスラー、ムーア、
モリス、クレイン、ビアズリー、などなど。

この年は同じ時期にラファエル前派展もやっていたので
濃密な時間を過ごせる展覧会ばかりで嬉しかったです。









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by bonplaisir | 2016-08-22 12:00 | 展覧会図録 | Comments(0)

ヴィタ・サックヴィル=ウェストの肖像画

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* Portrait of Vita Sackville-West,1910 Philip Alexius de László


ハンガリーの画家フィリップ・ド・ラースロー(1869-1937)による
ヴィタ・サックヴィル=ウェスト(1892-1962)の肖像画。

ヴァージニア・ウルフの「オーランドー」は
彼女とサックヴィル家の歴史をモデルに書かれた小説。

英国の男爵家の生まれ、細身の長身で中性的な容姿、詩人で作家。
既婚者ですが結婚当初からオープン・マリッジだったもよう。
更に両性愛の傾向もあったのでウルフとも恋愛関係に。


後にヴィタの息子が「文学における、最も長く魅力的な恋文」と評したようです。














*
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by bonplaisir | 2016-08-20 12:00 | 一枚の絵 | Comments(0)


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


by haruchonns

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