デュラックのペロー童話集の復刻版

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*The Sleeping Beauty and Other Fairy Tales (Calla Editions) 
 Sir Arthur Quiller-Couch/再話 Edmund Dulac/絵 2011


アメリカのドーヴァー出版(Dover)から、
過去に発行された最も美しい書籍の、(ほぼ)完璧なハードカバー復刻本シリーズ
Calla Editionsから2011年に出版されたデュラックのペロー童話集です。

こちらは1910年にアーサー・クィラ・クーチー卿 (1863-1944)が再話したものに
エドマンド・デュラックが挿絵を付けた本です。

クーチー卿がペロー童話から選んだのは
「 眠れる森の美女 」(挿絵8点)
「 青ひげ 」(挿絵7点)
「 シンデレラ 」(挿絵8点)
「 美女と野獣 」(挿絵7点)でした。

デュラックはこの4つのお話に西洋のロココ調風と
東洋のオリエンタル風な絵柄に分けて描きました。

そして装丁はロマンチックな装飾イラストやカリグラフィーが美しいです。

物語の各タイトルに添えている天使のカットイラストが
内容に合わせて描かれていて素敵です。

「 眠れる森の美女 」「 シンデレラ 」はロココ調の優美な挿絵で、
「 青ひげ 」「 美女と野獣 」はオリエンタル風の魅力あふれる挿絵となっています。

この本が出た翌年にアンデルセン童話集が出るのですが
そちらには更にシノワズリなテイストも盛り込まれて
デュラックの表現法がどんどん広がっていきます。


こちらが原書の装丁と挿絵頁です(参考画像)
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The Sleeping Beauty and Other Fairy Tales from the Old French.
Sir Arthur Thomas Quiller-Couch.
Illustrated by Edmund Dulac. London: Hodder & Stoughton, 1910.













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# by bonplaisir | 2015-07-27 12:00 | 童話集/寓話集

Princess Badoura

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エドマンド・デュラック画の「バドゥーラ姫」(1913)より、
大陸系の東洋趣味で描かれた美しい一枚。













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# by bonplaisir | 2015-07-25 12:00 | 一枚の絵

クリストファー・ドイル撮影の映画:HERO(2002)

中国の時代ものイラストを見ていたら
この映画が観たくなってしまいました。

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HERO スペシャル・エディション
2002年(香港/中国)99min/英雄
監督:チャン・イーモウ


紀元前200年戦乱の世の中国。ある日のちに始皇帝と呼ばれることになる秦王のもとに、無名と名乗る一人の男が拝謁する。彼は最強と恐れられた趙国3人の刺客たちの名がそれぞれ刻まれた一本の槍と二本の剣を携えていた。無名は十歩の距離まで近づけば如何なる相手も一撃で仕留める剣術<十歩必殺>を極め、3人の刺客を討ち倒したという。暗殺者たちから身を守るため百歩以内に誰も近づけようとしない秦王だったが、無名の功績を認め特別に十歩の距離まで近づくことを許し、早速3人の刺客たちを討ち取った経緯を語るよう促すのだった・・・。

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もう、いちいち映像が素晴らしすぎる。

剣士たちの戦いは剣の舞の如くだし
その背景は壮大な自然の美しさであったり
身にまとう衣は場面イメージに合わせた彩色であったり

キャストもこの時の旬な人たちばかりで
今じゃこのメンバー揃えるの大変ですよ。

すべてのタイミングが丁度良く揃うと
こんなにも美しい映画が出来るんだなという感じです。

なによりも撮影監督のクリストファー・ドイルの
手腕が素晴らしすぎる!

彼が撮る映像観たさで映画を選ぶくらい好きです(笑)

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# by bonplaisir | 2015-07-24 12:00 | 映画(DVD&Blu-ray)

皇なつき作品集:画趣

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*皇なつき作品集:画趣 皇なつき/著 飛鳥新社 2005年

昨日の記事、华三川さんのイラストを見ながら思い浮かべたのは
皇なつき(1967-)さんのイラスト。

1990年にデビューし、旧き中国大陸系を舞台にした漫画作品が多く
初単行本「花情曲」を本屋さんで手にした時にひと目で魅了され、
新刊出る度に追いかけている漫画家さんです。

時代考証もしっかりして読み応えもあり、更に洗練された
優美で秀麗な筆使いの絵で綴られる漫画は贅沢の極みです。

だから作品集が出版された時は嬉しかったですね☆

中国系だけでなく、日本の時代劇ものから現代もの、
西洋騎士ものからゲーム世界のファンタジーまで
多岐にわたり才能を発揮されています。
漫画家さんですが、もう絵師と呼ばせて頂きたいくらい♡

そして、もしかしたら早々に何処かで华三川さんのイラストに出逢い
多少なりとも影響を受けているのなら、素敵だなと思ったのでした。














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# by bonplaisir | 2015-07-23 12:00 | 漫画関連

中国のイラストレーター:华三川

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Tumblrのタイムラインに上がってきたイラストが気になって。

华三川(Hua Sanchuan:1930–2004)
ちょっと調べてみました。
中国で活躍されたイラストレーターで、
漫画や児童書なども手掛けていたようです。
国家賞を受賞したり、中国ではとても有名で人気ある画家のようです。

うわー、日本でも画集出してくれないかしら。

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# by bonplaisir | 2015-07-22 12:00 | 一枚の絵

ハリー・クラーク画:ゲーテ「ファウスト」

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*ファウスト ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ/著 ハリー・クラーク/絵 荒俣 宏/訳 2011年 新書館

ハリー・クラーク挿絵で荒俣氏による豪華翻訳本、第3弾が
ゲーテの「 ファウスト 」です。
「 ファウスト 」はアレクサンドル・ソクーロフ監督が映画化したのや
ヤン・シュヴァンクマイエルの人形アニメでしか接してなくて、
読み物として手にするのはこの本が初めてなのです。

圧倒されるミステリアスで奇想溢れる挿絵の数々、
それまでの作品と比べると独自の世界感がより一層濃くなっているようです。

そして訳者の荒俣氏が翻訳しながら
「ゲーケってこんなにおもしろかったのか!」と絶叫したくなるほどだったって。
これから読むにあたり、挿絵の魅力も手伝って楽しめそうです。

とりあえず、ハリー・クラーク挿絵で楽しめる贅沢な豪華本を
3冊も出してくれた荒俣氏に感謝多々です。











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# by bonplaisir | 2015-07-21 12:00 | 文学/戯曲

ハリー・クラーク画:ペロー童話

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*ペロー童話 (付=詩集 ときは春) ハリー・クラーク/絵 荒俣 宏/訳 2010年 新書館
 
ハリー・クラーク挿絵の荒俣氏訳の豪華本「アンデルセン童話集」に続き、
1922年作の「ペロー童話」も、しかもこ本には1920年作の詩集「ときは春」に
添えられたものから、カラー挿絵12葉、単色挿絵14葉も併載されている。
これはかなり貴重な一冊になりました☆

函のイラストは「シンデレラ」より。
表紙と扉絵のロココなイラストはビアズリーの「髪の毛盗み」のような繊細さがあります。
実はハリー・クラークも「髪の毛盗み」を手掛けたのですが
個人の注文のため出版物として世に出すことはできなかったのです。
この絵を見た時に、その心残りの現れのように感じました。

「眠れる森の美女」の1枚目のお城ってモン・サン・ミッシェルみたい!
もしかして、モチーフの参考にしたのかしらって思ってしまいました。

アンデルセン童話の時より色彩のトーンが落ち着いた感じです。
でも、より繊細さが増しなんとも言えない上品さがあります。
でも時に、おすましポーズがコミカルだったりします☆

そして「ときは春」から、ビーズ好きにたまらない可愛らしい詩がありました。

ハロルド・モンロー 「 干潟でふと聞いたこと 」

ニンフや、ニンフ、それってどんなビーズだい?
グリーンよゴブリン。
どうしてそんなものしげしげと見てるんだい?
おいらにおくれよ。

いやよ。

おくれよ、おくれってば。

いや。

そうかい、ならば一晩中葦のの中でわめいてやるぞ。
泥の中をころげまわって大声でほえてやる。

ゴブリン、そんなにビーズが好きなの?

星や水よりいいものさ。
風の歌声よりもいい。
どんな人の綺麗な娘よりいい。
君の銀の指輪につけた緑のビーズのほうがね。

しっ、静かに、それは月から盗んだのよ。

ビーズをおくれよ。おいら、欲しいんだ。

いやよ。

干潟の奥深くで吠えまくってやる。
緑のビーズが大好きなんだよ。
おくれよ、おくれってば。

いや。




思わず手持ちのビーズから、この詩に合いそうなものを探したくなりましたよ(笑)

クイーニー・スコット=ポッパーの詩 「とっても近くで!」の人魚の挿絵も素敵。
妖精もゴブリンも見たことがない少女が人魚を見て驚いている絵です。

どれも素晴らしい挿絵ばかりです。
ハリー・クラーク挿絵、第2弾の豪華本も堪能しまくりです☆












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# by bonplaisir | 2015-07-20 12:00 | 童話集/寓話集

ハリー・クラーク画:アンデルセン童話集

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*アンデルセン童話集 ハリー・クラーク/挿絵 荒俣 宏/訳 2005年 新書館

ハリー・クラーク(1889-1931年):アイルランドのダブリンで生まれました。
父親の営むステンドグラスの工房を手伝いながら挿絵画家を志し、
1916年に初仕事の挿絵「アンデルセン童話集」を手掛けました。
ハリー・クラークは全力を尽くして素晴らしい挿絵を彩色と単色で40点描きました。

この本はアンデルセン生誕200年を記念して出版されたものですが
ハリー・クラークの挿絵版でまとめてくれた嬉しい一冊なのです。

しっかりした函入りで、クラシカルな装丁にパラフィン紙のカバーをかけられた
豪華愛蔵版になっています。
函に使われた挿絵は「ひつじ飼いの娘と煙突そうじ人」です。
扉絵の文様のようなデザイン画も素晴らしいです。

単色挿絵はビアズリーの影響を感じますが、
彩色挿絵の大胆な色使いなど、ステンドグラスの感覚が活かされているような。

本来、童話の読者は子供たちですが
アンデルセンの童話は、その凄さをわからない大人たちのために
わかりやすく書き直されているものでもあります。
そんな大人たちにハリー・クラークの夢幻想で怖さもある挿絵は
アンデルセン童話の悲哀と残酷さを際立ててくれていると思います。











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# by bonplaisir | 2015-07-18 12:00 | 童話集/寓話集

ハリー・クラークの人魚姫

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ハリー・クラーク(1889-1931年)が挿絵の初仕事で
アンデルセン童話(1916年)を手掛けます。
その中から「人魚姫」の単色イラスト、人魚姫が魔女の元へ行く場面です。

初めてこの絵を見た時に、人魚の鱗模様の描き方に
見に覚えがあると思ったのです。

それは学生の頃、授業のイラストとは別に
趣味で描いてた漫画イラストで人魚を描いた時に
鱗と言うよりペイズリーのような模様で描いたのがあって
それ以来、人魚を描くときはそのような模様で
鱗を描いた来たのです。

まだハリー・クラークの存在も知らず
参考になるような書籍や画集も手元になく
何かの折で見た記憶もなかったし、
まだネットで見る知るなんて時代ではなかったので
内心、驚いたのなんのって(笑)

でもこんな描き方でもありなんだと嬉しくなりました。
以来、ハリー・クラークの人魚のような絵が描けたらなぁ
と、いつも思うようになりました。



ちなみにその時の絵がこちら↓1984年に描いたもの。
人魚の尾まで描いたのですが、着色に失敗して
切り取ってしまったのでした。

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# by bonplaisir | 2015-07-17 12:00 | 一枚の絵

ロバート・ハインデル 没後10年

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Robert Heindel:1938年、米国オハイオ州トレド生まれ。
イラストレーター、舞台美術を経て、1963年バレエと出会い
生涯ダンサーたちを描き続け、2005年に他界。
現代のドガとも呼ばれている画家です。

出会いはTV「美の巨人たち」で放送された時でした。
残念な事にその時開催中の展覧会には
タイミングを外し行けなかったのですが、
その後、開催元であるギャラリーで数点のみですが
展示している事を探り当て観ることが出来ました。

一瞬の躍動感溢れる見事な静のなかに、
生々しい人の感情まで同時に描きこまれているような、
そんな印象を受けます。
バレエのポーズは瞬きしている間に流れていってしまう、
その美しい一瞬を、まるで時が止まったか、
もしくは記憶に焼き付けるかのように描きだされているのです。

彼の描くバレエは舞台上で演じられる完成されたものよりも、
リハーサル・スタジオで踊るダンサーたちが主流です。
ひとつのポーズに込められた感情を
どう表現するかで苦悩するダンサーたち、
稽古場ではダンサーの真の姿に直面できる、
そのライブ感たっぷりの情景が素晴らしいです。
もうホントにドキドキしました。


この時から4年、横浜のそごう美術館で7/26日まで開催中の
「没後10年 ロバート・ハインデル展 ―光と闇の中の踊り子たち―」
油彩画や素描など約100点で彼の芸術の全貌を堪能できる機会がやってきました。
見逃せないのだわ☆
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# by bonplaisir | 2015-07-16 12:00 | 一枚の絵

「香水 ある人殺しの物語」

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Tumblrのタイムラインに流れてきたアントワーヌ・ヴァトー(1684-1721)の
「 ユピテルとアンティオペ 」の絵を見て思い出した小説
パトリック・ジュースキントの「香水 ある人殺しの物語」。

原作の原書の表紙に使われた絵で、
翻訳されたハードカバーにもそのまま使ってくれました。

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*香水 ある人殺しの物語 パトリック・ジュースキント/著 池内 紀/訳 1988年 文藝春秋

十八世紀のフランスに、とある男がいた。
天才肌の、おぞましい男である。
その種の人物が少なからず輩出したあの時代にあって、
とりわけ天才肌で、この上なくおぞましい人物だった。
これからこの男の物語を始めよう。
名前はジャン=バティスト・グルヌイユ。
いかにもこの名前はサド侯爵や、革命家サン・ジェスト、
稀代の辣腕家フーシェや、ナポレオン・ボナパルトといった
同時代フランスの天才的な怪物たちとはちがい、
すっかり忘れられている。
だからといってこの男が世に聞こえた連中とくらべて、
尊大さや人間警視、また冒涜の点で、
つまりは神を恐れぬ所業において一歩ゆずったからではない。
彼の天才と野心とが、ある特殊な領分に限られていたからである。
しょせんはこの世に痕跡一つ残さずに消え失せるもの、
すなわち香りというつかのまの王国に。



冒頭からの引用です。
この瞬間に物語の世界にのめり込んでいきました。

臭覚にとても敏感で、この世のあらゆる匂いを嗅ぎ分ける男。
なのに彼だけは何も匂わない。
まるで、この世に存在しないかのように。
 
この様な男の一生を、淡々と綴られていきます。
精巧なストーリーテーリングが絶妙で素晴らしいです。
次に起こる出来事に気がはやり、一気に読み進めてしまいました。

数々の芳香材料の名前が出てくるので、知っている香りが出てくると
その匂いを記憶から呼び起こしながら読むと一層楽しめる。
知らない香りが出てくると、どんな香りだろうと
想像も膨らみ探求心も擽られました。

そして人々を魅了し理性を失わせるほどの香りって?
と想像し・・・事の顛末の衝撃度といったら!

香りの錬金術師の手に落ちる人々の様子が凄くて、
恐怖物語なのに神秘的だったりもするので
初めて読んだ時は驚きましたよ。
でもすっごく惹きこまれました。
どっぷりこの世界に浸りながら読めたので
読後の余韻とか気持ち良かったです。


そして物語のイメージに本当によく合っていると思う 
ヴァトーの「 ユピテルとアンティオペ 」のアンティオペが美しい。
このトリミングは素晴らしいわw

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# by bonplaisir | 2015-07-15 12:00 | 文学/戯曲

ルドンの蝶々

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*Butterflies(1910): Odilon Redon(1840-1916)



世代的に印象派の画家たちが多く活躍する中、
どちらかと言えば象徴派寄りの画家ルドンが描く
神話や花を題材にした幻想的で色鮮やかな作品の中で、
時にモチーフとして「蝶」も多く描いてます。
その中から特にお気に入りの一枚。















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# by bonplaisir | 2015-07-14 12:00 | 一枚の絵

ヨゼフ・ウィルコン画「やさしい おおかみ」

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*やさしい おおかみ ペーター・ニックル/文 ユゼフ・ウィルコン/絵 佐々木元/訳 
 1983年 フレーベル館 2004年18刷


グリム童話の「赤ずきん」にしても、おおかみって悪者。
他の童話や民話、伝説などでも狼に襲われたりする話が多いくらい
昔の人にとっては身近な問題だったのでしょう。
でも、今の時代、狼に襲われるのは身近な話でなくなってきている、
そこで誕生したのがこのようなお話なのではないかしら。


このお話に出てくるおおかみは森の秩序を守る番人役です。
ですが、いつもしかめっ面をしているので森のみんなは怖がっています。
ある日、ふくろうがおおかみに
「いつもそんな顔して楽しいかい?」と言いました。
おおかみは「それもそうだなと」気持ちを改める旅に出ました。

すると、ふくろうが「おおかみが居なくなった!みんなが自由に遊べるぞ!」
「みんな出ておいで!」と言う声に誘われ、小鳥が一羽出てきました。
ですが、きつねが直ぐにあらわれて小鳥は食べられてしまいます。
おおかみが森を留守にしている間にキツネがやりたい放題なのでした。

暫くすると、おおかみが戻ってくると病院を開きました。
森のみんなはおおかみは恐ろしいと思っていたのに、、、。


孫とおじさんの対話形式でお話が始まるのですが
おおかみは怖いもの、ふくろうは賢いものだよね?と孫がおじいさんに尋ねます。
おじいさんは物事を決めつけてはいけないよと語り始めます。
そして、外見で人を判断してはいけないよ、とか
自由もいいけど秩序の大切や、他人の言葉に振り回されない事や、
善い行いはちゃんと見てくれている人かいるとか、
食べ物の好き嫌いなどなど、
さりげなく説教臭くなくお話に忍ばせているのですね☆

気持ちが優しくなるお話にぴったりの素敵な挿絵を
ユゼフ・ウィルコンが添えてくれています。

吹雪の中、弱ったうさぎを優しく抱きかかえるおおかみの絵に
きゅんきゅんしてしまいました☆







そうそう、表紙撮影しようとしたらウチの猫さんに邪魔されての移動待ち。
寝てる間にのハズなのに、、、猫って油断ならないわ(笑)

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# by bonplaisir | 2015-07-13 12:00 | 和テキスト絵本

自然を愛した英国婦人の自然ノート

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*The Nature Notes of an Edwardian Lady Edith Holden/著 1989年

イーディス・ホールデンの「ネイチャー・ノート」が英国から届きました☆
ベストセラーの「カントリー・ダイアリー」の前年に書かれたもので
彼女の故郷、イングランドの中部やデボンを旅した時に観察した、
野生の動物や植物を詳しく描き綴られています。

こちらも1年通して四季折々の草花や動物たちが描かれています。
彼女の眼差しを通して描かれる世界は穏やかで優しさに満ちています。
ワタシは英語が得意でないので挿絵を眺めているだけでも癒されます☆
さて、なんとかして和訳本も手に入れないとw









*
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# by bonplaisir | 2015-07-11 12:00 | その他の本関連

Portrait of Helene Klimt (1898)

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「ヘレン・クリムトの肖像」(1898):クリムトの姪
グスタフ・クリムト( GUSTAV KLIMT 1862-1918)

一目惚れ。




















*
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# by bonplaisir | 2015-07-10 12:00 | 一枚の絵


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


by haruchonns

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