Marina Bychkovaの人形

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ロシア系カナダ人の人形作家 Marina Bychkovaさんの作り出す、
童話や伝説、神話など彼女の独特な解釈により作り出される世界感が素晴らしく、
魔法をかけられたように魅了されまくり中です。

球体関節人形と思えぬ艶めかしい肢体。
ディテールの凝った装飾、オートクチュールの職人みたく
繊細な彫金に刺繍、ドレスの模様は手描きだったり、
細かいところまで人形に注ぎ込む贅沢の極みが半端ないです。

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公式ホームページ http://www.enchanteddoll.com/

こちらは2012年12月号のVOGUEのP247~。 
「VOGUE BEAUTY」のコーナーで取り上げられたもの。

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いつもHPばかり覗いては楽しんでいるのだけど
作品集が去年出ているのですよね。
やっぱ今のうちに買っておかないといけないかもだわ☆










*
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# by bonplaisir | 2015-06-23 12:00 | 呟き

初めて手にしたアンティーク書籍

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*‘Princess Badoura - a tale from the Arabian nights’ retold by Laurence Housman
 illustrated by Edmund Dulac Published 1913 by Hodder and Stoughton, London.


1913年に出版されたエドモンド・デュラック挿絵の「バドゥーラ姫」です。
初版の同年出版の再販本のようです。

挿絵黄金時代(19世紀末から20世紀初頭)の素敵な挿絵本に憧れてはいたものの
高価で自身の手元に置いておける代物でなく、常に高嶺の花のような存在でした。

ですから手に入りやすい洋書の画集や和書画集などで楽しんでいたのですが、
代表的な挿絵は堪能できても、一冊の本に描かれた挿絵を全て網羅はできず
多少なりとも不満を持ってはいたのです。

すると、たまたまですがオークションで見つけたのです。
ワタシでも手が届きそうな価格でしたので思い切って落札してまみした。
手元に届いて、予想より状態の良い本に喜び、
100年前の本が手元にあることに軽くタイムスリップした感じです☆

挿絵10点は別刷りで、薄紙で保護されています。
表紙のデザインも美しいわー。
でもって、やっぱり初見の挿絵もあるんだわー☆

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「バドゥーラ姫」はアラビアンナイトの物語からで、
ペルシアの王子とシナの王女の大恋愛の物語です。

挿絵のエドマンド・デュラックは自身の東洋趣味を存分に活かし
ペルシア、インド、中国から日本まで幅広く東洋のモチーフを取り入れて描いています。

実を云うとバドゥーラ姫は未読で、物語の全容をしらなくて、
デュラック画集の解説によると、バドゥーラ姫は波乱万丈の末、
ペルシアの王と無事結婚するのですがペルシアの王子は
他の美しい姫君とも結婚していて、その国の王にもなっているという。
一夫多妻制のなんとも中東らしい結末みたいです。

わーおもしろそー和訳本探さなきゃ☆
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# by bonplaisir | 2015-06-22 12:00 | antique&Vintage

エドマンド・デュラックの画集

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*Dulac's Fairy Tale Illustrations in Full Color Jeff A. Menges/編 2004年

デュラックの絶版和訳本を集め始める前は、
この安価で手に入るペーパーバックの画集で挿絵を楽しんでいました。

「シンデレラ」の素敵な挿絵の表紙から始まり
「眠れる森の美女」「青髭」「シンデレラ」「美女と野獣」
「雪の女王」「ナイチンゲール」「パラダイスの園」
「人魚姫」「バドゥーラ姫」「アラビアンナイト」など
初期から後期までの代表的な挿絵が55点堪能できる画集です。

でも結局これだけでは物足りなくなってきて、
全ての挿絵を網羅してみたくなっちゃったんですけどね(笑)

でもデュラック入門から始める画集としてはもってこいの本です☆
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# by bonplaisir | 2015-06-20 12:00 | 画集

エロール・ル・カインの「シンデレラ」

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*シンデレラ または、小さなガラスのくつ ペロー童話 エロール・ル・カイン/絵 中川千尋/訳 1999年ほるぷ出版

初めてル・カインの挿絵絵本に出逢ったのが
1990年代の初めにトロントへ旅行した時の街の本屋でした。

ひと目で気に入り、その時に一緒にあった「いばらひめ」とともに
日本に持ち帰りました☆

その頃は、まだ和訳絵本が出てなかったのですが、
大分後になって、そういえばと思い出して検索したみたら
和訳絵本が出ている事を知り求めた次第。

「シンデレラ」を読むのも久しぶりだったのですが読み始めて、
あれ?シンデレラの父親って事故で死んだ筈では???となりました。

何故って、継母や義姉たちに虐げられているシンデレラを
後妻に頭が上がらず傍観しているような父親なのです。
シンデレラも父親に言っても叱られるだけと、我慢しているような娘なのです。

今更ながら知ってる話だったので、挿絵本を集めても恥ずかしながら
改めて読んでなかったので、本棚にある「シンデレラ」本を全部確認しました。
ペロー童話に忠実な和訳本はほぼ上記のような設定でした。
子供向に読みやすく、簡単にまとめられている文章では、
父親の事については省かれているものばかりでした。
ふぅー、ヤバかった(笑) 読み直して良かった(笑)

どこで刷り間違えたのか?ピンと来るものがあったので
ディズニー・アニメのあらすじを調べてみたらビンゴでしたよ(笑)
ディズニー作では父親が事故死していたのです。
幼い頃に何度も繰り返し観てきたのが原因かな?(笑)

影響力大ですねディズニーの「シンデレラ」(1950)。
そのディズニー作から着想得たのではないかしらという挿絵があります。
水鏡に映る、お城へ向かう馬車の絵です。
しかも更に先人の画家へリスペクトしているような1枚なのです。
ハリー・クラーク(1889-1931)のシンデレラのモノクロ・イラストです。

ル・カインのこのような、遊び心もあるセンスが大好きです☆

この「シンデレラ」のおかげで改めてお話の面白さも実感できました☆












*
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# by bonplaisir | 2015-06-19 12:00 | 和テキスト絵本

マーシャ・ブラウンの「シンデレラ」

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*シンデレラ ちいさいガラスのくつのはなし マーシャ・ブラウン/文・絵 まつのまさこ/訳 
 1969年福音館書店


マーシャ・ブラウンの代表作で、1954年に出版されたこの絵本は
アメリカの絵本最高のコールデコット賞を受けました。

ティファニー・ブルーのような優しい水色を基調に、淡いピンクが重なる箇所で、
製法が不明なために現在生産されていない神秘的なチェコガラスの
サフィレットガラスのように見えたりするんです。

色が重なることも計算して選び出す色を最小限に抑え、
その配色バランスが絶妙で素晴らしいです。

先日の記事で取り上げた「長ぐつをはいたネコ」や「ナマリの兵隊」とも
また一味ちがったテイストで挿絵を楽しませてくれます。

どんどんマーシャの世界に惹きこまれ中です☆



*サフィレットとはこんな感じのガラスです。
 
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# by bonplaisir | 2015-06-18 12:00 | 和テキスト絵本

スウェーデンの子供絵本のパイオニア

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*「さっぱりペレとめちゃめちゃ村のこどもたち」 オッティリア・アーデルボリ:文/絵  オスターグレン・晴子:訳 
 1997年ブック グローブ社


ベスコフに出会って他の絵本を探したら
「ペレのあたらしいふく」という絵本に出逢い、
そのタイトルから馴染みができた「ペレ」という名前から手にした絵本。
それが「さっぱりペレとめちゃめちゃ村のこどもたち」
(原題:Pelle Snygg och barnen i Snaskeby)

オッティリア・アーデルボリ(1855-1936)
スウェーデンの子供絵本のパイオニア的存在で
彼女の功績を讃えた絵本賞もあるほどです。
ベスコフにも影響を与えた絵本作家でイラストレーターでした。

「さっぱりペレとめちゃめちゃ村のこどもたち」は1896年に出版ささました。
当時の装丁は差し色の赤が効いて、布地の素朴感が素敵です。

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日本では100年後にやっと和訳絵本が出版されたのですね☆


めちゃめちゃ村のこどもたちは、どろんこだらけで髪は伸び放題、着たきり雀で
これでもかってくらいの汚れっぷりのこどもたち。
そんなこどもたちをキレイにさっぱりさせてしまう「ペレ」はきれい好きの妖精みたいです。
こどもたちをきれいににしてお風呂や洗濯まで躾けてしまうお話でした(笑)

ベベスコフよりも色使いに素朴感あってシックな雰囲気が素敵です。
漫画のように進むお話はペレの奮闘ぶりが丁寧に描かれて微笑ましいです。

好きなテイストの作家さんに出逢えたのに
彼女の作品の翻訳絵本がこの一冊以外に見かけた事がありません。
大変残念、イラストだけのポストカードとかは手に入るみたいだけど、、、。

当時、どんな絵本を他に出していたのか検索してみたら
少し紹介されているサイトを見つけました☆

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わー素敵な装丁のものばかり!

作品リストに「シンデレラ」も入ってました。
どんな挿絵を付けたのでしょう?
すごく気になりますー☆








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# by bonplaisir | 2015-06-17 12:00 | 和テキスト絵本

小鹿に惹かれて、、、「ロザリンドとこじか」

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*「ロザリンドとこじか」 エルサ・ベスコフ:文/絵 石井登志子:訳 2001年 フェリシモ出版

エルサ・ベスコフ(1874-1953)スウェーデンの絵本作家。
1924年に作られた絵本「Sagan om den lilla hinden」(原題)を
英語版タイトル「Rosalind and the Litte Deer」から取った
「ロザリンドとこじか」のタイトルで2001年に出版されました。


あらすじ

おじいさんと小さな女の子が「ロザリンド」と「こじか」が出てくる絵本を作り始めました。

ある日、ロザリンドとこじかが野原の花咲く菩提樹の下でお昼寝をしていた時、
森の方から犬の鳴き声と共に猟師があらわれ、銃声に驚いたこじかが逃げてしまいます。
こじかがいなくなりロザリンドが悲しんでいるので猟師が探してくれますが見つかりません。

一方、こじかは遠くにある、お城の敷地に迷い込み、
散歩中の王様に見初められ 綺麗な檻に閉じ込められてしまいます。

王様は小鹿をてなづけようとご馳走を用意しますが小鹿は食べません。
このままでは弱って死んでしまいます。

王様は、小鹿に食べさせることが出来た者に
金貨を与えるとおふれを出しました。



表紙絵と14点の素敵な挿絵が入ってます。

タイトルの通り、「こじか」のか細い可愛らしさにヤラれてしまいました。
ある意味少し王様のときめき感もわかります(笑)

愛らしく美しい「こじか」がロザリンドに寄り添う姿とか素敵です。
もう、こじかの仕草がタマランです。
作者の優しいタッチと絶妙にマッチしている気がします。

優しく可愛らしく、自然とこどもたちをテーマに
沢山の絵本を出しているベスコフ、少しずつ集めていきたいと思います。










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# by bonplaisir | 2015-06-16 12:00 | 和テキスト絵本

Edmund Dulacs Fairy Book

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*Edmund Dulacs Fairy Book  Edmund Dulac 1988

1916年に出版された「エドマンド・デュラックの昔話-連合国の昔話集」を
1923年にアメリカで再販され、それを元に、できるだけ近い形式で
1988年にアメリカで出版された現代復刻版です。

この昔話集には、ロシア、英国、ベルギー、
イタリア、フランス、セルビア、日本、中国など
14の昔話に12点のカラーイラストが収録されています。

日本の昔話「うらしまたろう」が収録されているのが嬉しいですね☆

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フランスの昔話「青い鳥」

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ロシアの昔話「イワンと栗毛の馬」

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その他に
ロシア:Snegorotchka
英国:The Buried Moon
ベルギー:The Seven Conquerors of the Queen of the Mississippi
イタリア:The Serpent Prince
フランス:The Hind of the Wood
アイルランド:The Queen of the Many-Coloured Bedchamber
セビリア:Bashtchelik or True Steel
英国:The Friar and Boy
フランス:The Green Serpent
ロシア:The Fire Bird
中国:The Story of the Bird Feng

それぞれの国の特色溢れる素敵な挿絵が堪能できます。
この本の装丁デザインも素敵、蔦の装飾と優雅な馬のシルエット、
それらに馴染むタイポグラフィ、すべてデュラック自身によるデザインです。

1916年の初版限定版は白地に金箔、函入りでした。

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この頃から次第に豪華なギフトブックの時代は終幕を迎えます。



馴染のない昔話もあるので和訳本出てくれたらいいのにって思います。
初版からはじかれた昔話もあり、挿絵も全部網羅されたものではありません。
完全版が復刻されたらいいなぁ~と願うばかり(笑)















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# by bonplaisir | 2015-06-15 12:00 | 童話集/寓話集

ラボチェッタ画の「ホフマン物語」

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*ホフマン物語 E.T.A.ホフマン/作 マリオ・ラボチェッタ/絵 松居友/訳 1982年立風書房

立風書房さんから出版された<幻の絵本館>シリーズの本です。
この本は「世襲権」「砂男」「荒びれた家」「運命の糸」の
挿絵を紹介しながら作品世界を紹介する文章と、
「大晦日の夜の出来事」の物語を読める構成になっています。

17点のカラー絵とモノクロのカット画が15点ぐらい楽しめます。


マリオ・ラボチェッタは、20世紀初頭に活躍したイタリア生まれの挿絵画家。
官能的な画風はホフマンのドイツ・ロマン派とは一味違うかもですが、
色彩豊かで艶やかなラボチェッタ画はホフマンの幻想世界に魅力を与えていると思います。

まだラボチェッタの全貌を知ることのできる書籍が出てなくて、
そういえば荒俣宏さんがラボチェッタの大ファンなので
是非とも画集とかなにか出版してくれたらいいなーと思ってます☆









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# by bonplaisir | 2015-06-13 14:00 | 童話集/寓話集

ルイ・イカール画の赤頭巾ちゃん

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ルイ・イカール(Louis Icart 1888-1950)
アール・デコ時代にフランスで活躍した画家。
全盛期は1920年代から1930年代、
「アール・デコの華」とも称されたそうです。

イカールといえば妖艶な女性像とモードという印象ですが
物語から抜け出してきた少女や女性も描いています。

その中からグリムやペローでお馴染みの「赤頭巾」。
イカールが描く赤頭巾は大人の女性になる前の少女、
身体は成長しつつも無垢なあどけなさが残る危うげな少女という感じ。
グリムよりペローの方にイメージが近寄るかも。


彼の絵に初めて出逢ったのは、原宿の表参道から脇に入る場所にあった
アンティーク・ビーズの専門店「レダ」さんのDMです。
(何年か前に閉店されてしまい残念です)

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イカールの素敵なイラストにビーズを散りばめて
一層華やかになっています。


イカールの画集は持っていないのですが
フォルダにはお気に入りのイラストを貯め込んでいます(笑)

でもやっぱり画集は欲しいのでAmazonさん覗いたら
今年の秋に集大成的な本が出版されるそう。
Louis Icart: The Complete Etchings (ハードカバー 2015/9/28発売)
洋書ですが、タイトルにコンプリートと記されているから期待できそうな?
ていうか2002年に出版されたのを装丁も一新しての復刻のようてですね。

わー、ちょっとお高いけど予約しちゃおうかしら?w
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# by bonplaisir | 2015-06-12 12:00 | 一枚の絵

Treasures of the Prado

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*Treasures of the Prado Felipe Vincente Garin Llombart/著 1993年

スペインのマドリードにあるプラド美術館、
歴代のスペイン王家のコレクションは膨大です。

そのコレクションの中から選りすぐりの絵画と美術品が
10×12㎝の小さなハードカバーのミニチュア版で出版されたものです。

ワタシとしては、プラド美術館の目玉と言えば
ヒエロニムス・ボスの「快楽の園」です。
作品の大きさ、綿密さからだと掌サイズの画集では
小さすぎますけど、載ってるだけで嬉しい(笑)
現在ボス作品10点所蔵されているようです、観たいわー。

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あと、表紙にもなっているディアゴ・ベラスケスの「ラス・メニーナス」

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スペイン宮廷画家のフランシスコ・デ・ゴヤ

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あとエル・グレコも外せませんよね。

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ヒエロニムス・ボスに続きフランドル絵画ではブリューゲル

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イタリア、フランスの絵画も収録され見応えあります。

小さいけど普通サイズの画集並にしっかりとした装丁と
印刷も綺麗なのでわりと満足できます。
ポケットサイズなのでバックに忍ばせてどこででも楽しめますw

プラド美術館はタイムリーな事に、今年の秋にやってきます☆
三菱一号館美術館 (2015・10.10-2016.1.31)
これは行って観ようかしら?w
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# by bonplaisir | 2015-06-11 12:00 | 豆本&ミニチュア本

ウォーターハウス:洋書の画集

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*Myth and Romance THE ART OF J W WATERHOUSE Editors of Phaidon Press 1994/2001

「神話とロマンス」をテーマにウォーターハウスの絵画を集めた画集。
それらにテニソンやバイロン、シェイクスピアやミルトンなどの
詩と文章が添えられていて洒落た画集になっています。

ジュン・ウィリアム・ウォーターハウスの詩情溢れる作品の中で
水に纏わるモチーフのものが好きです。

一番のお気に入りはやっぱ「人魚」
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「ヒュラスとニンフたち」
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そして「セイレーン」
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あと「オフェーリア」。
入水した図で描かれることが多いモチーフですが
ウォーターハウスのオフェーリアはその前のものなのです。

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あと草原で寝そべるオフェーリアも描いてますがどれも入水前のものばかり、
狂気と生と死の狭間を繊細に美しく描いてますね。

どの絵画もうっとりするものばかりで素敵です。


この画集、実はとても可愛らしいサイズ。

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10×12㎝くらいのミニチュア本なのです。

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掌サイズで楽しめるウォーターハウスなのです(笑)
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# by bonplaisir | 2015-06-10 12:00 | 豆本&ミニチュア本

マーシャ・ブラウン画の岩波の子どもの本

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*ナマリの兵隊/長ぐつをはいたネコ アンデルセン&ペロー マーシャ・ブラウン/絵 光吉夏弥/訳
 1954年岩波書店 1970年8刷


マーシャ・ブラウンはアメリカの絵本作家です。
20世紀半ばから自作のほかに
各国の伝承に挿絵をつけた再話絵本を手掛けてきました。

岩波の子どもの本シリーズでは
ペローとアンデルセンの中でも上位クラスで好きな童話のカップリング。

版画の魅力あふれる挿絵、色数を抑えても華やかな色彩。
特に彼女の色使いでグレーの絶妙な使い方が好きです☆

今年の4月末日に亡くなられてしまった。
96歳だったそうです。

長い間素敵な絵本を世におくりだしてくれて
ありがとうございました。








*
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# by bonplaisir | 2015-06-09 12:00 | 和テキスト絵本

猫好きなのもあるけれど、、、

「長靴をはいた猫」はヨーロッパに伝わる民話。
1697年にシャルル・ペロー(1628-1703)の寓話集に収められ
17世紀末から有名になったお話。

以来、様々な挿絵が付けられてきました。

それらの中からワタシのお気に入りの猫たち。

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左上/ギュスターヴ・ドレ(1832-1883):フランスの画家。
1867年出版のシャルル・ペロー寓話集でエッチングによる挿絵。
猫の履いてるブーツのデザインや幅広のベルトの位置、
ぶら下げているネズミなどバランスがお洒落すぎ。
「助けてー!」と叫んでいる場面だが
どうみても「にゃーにゃーにゃー!」と
叫んでいるように見えるところがいい(笑)

右上/アーサー・ラッカム(1967-1939):イギリスの挿絵画家。
1933年出版の「フェアリーブック」に描かれた挿絵。
人食い男と対面している場面で猫らしいサイズ対比がいいんだな。

左下/カイ・ニールセン(1886-1957):デンマーク人の挿絵画家。
パリ、イギリスで活躍していました。
20世紀初頭の挿絵黄金時代のひとりです。
1913年「LondonNews」のクリスマス版に掲載された挿絵。
17世紀半ばから18世紀に流行したロココと融合した
シノワズリのテイストが出てる。
猫のすました感がとシッポもよいわー♪

右下/ハリー・クラーク(1889-1931)アイルランドの挿絵画家。
1922年出版の「シャルル・ペロー童話集」に描かれた挿絵。
彼も20世紀初頭の挿絵黄金時代のひとりです。
アール・ヌーボォーとアール・デコ両方からの影響が濃く、
麗しくも怪奇的美しさを醸し出しています。


この4点の中で一番「猫」っぽいのがドレの描いたものだなー。
ハリー・クラークは粉引き職人に飼われていたわりには上品過ぎる(笑)
画家達の解釈でいろんな「猫」が楽しめるから挿絵集めがヤメられない。
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# by bonplaisir | 2015-06-08 12:00 | 呟き

ウォルター・クレインの豆本

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*幼な子のイソップ ウォルター・クレイン/絵 2012年 英国製

サイズが約縦2.8×横3.2×厚0.6cm、とちっちゃいです。
人形と一緒に並べてもいいくらいおもちゃ的な感じですが
中身も全頁にわたりちゃんと印刷されています。

それでは復刻版絵本と同じ頁で比較してみたいと思います♪

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スゴイ!
結構細かいところまで再現されています☆

しかもハードカバーだし(笑)

可愛いわー♡

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失くさないように気をつけなきゃだわ(笑)














*
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# by bonplaisir | 2015-06-06 12:18 | 豆本&ミニチュア本


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


by haruchonns

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