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ウォルター・クレイン画の「妖精の女王」

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*Illustrations and Ornamentation from The Faerie Queene (Dover Fine Art, History of Art)
 Dover Publications 1999年




1999年にDoverからウォルター・クレイン画の「妖精の女王」にそえられた
イラストとオーナメントだけをまとめた図版集がでました。
この本には、全6巻と断篇から、扉絵7点、挿絵が88点、
章頭装飾、章末装飾、装飾文字、装飾帯など255点と網羅されています。

眺める度にため息もの、細部まで凝りに凝った装飾、ひとつとして重なるモチーフがなく、
挿絵を飾る装飾枠にも物語性ある表現でまとめあげて素晴らしいのひとこと。
描きこみ内容の濃さから、そのクォリティを保つモチベーションも凄いです。

前日の記事の人魚の装飾枠も素敵なんですよね♡

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エドマンド・スペンサー(Edmund Spenser)の代表作
「妖精の女王」(The Faerie Queene)は
16世紀のイングランド女王エリザベス1世を象徴とする
“妖精の国″の女王グロリアーナに仕える騎士の冒険を、
アーサー王物語を題材に書かれた、寓意に満ちた長編叙事詩。
本来全12巻で構成され、各巻で12の徳を書く予定でしたが、
「神聖」「節制」「貞節」「友情」「正義」「礼節」と6つの主題を取り上げて、
全6巻と断篇で構成されました。

1894-1896年にトーマス・J・ワイズが編集し
ウォルター・クレインが挿絵を手掛けました。

3年がかりのプロジェクトで1000部刊行され、
19世紀のアーツ・アンド・クラフツ運動が生んだ最も美しい本のひとつとされています。


そうえば、この本も先日の行ったウォルター・クレインの展覧会で堪能できました☆





















*
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by bonplaisir | 2017-06-21 12:31 | 解説・図版本

ウォルター・クレイン画:「妖精の女王」からの人魚たち

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16世紀のイングランドの詩人・エドマンド・スペンサー(1552頃-1599)の代表作、
長編叙事詩「妖精の女王」(The Faerie Queene:1590-1609)全6巻と断篇とで
構成されたものにクレインが1894-1896年にかけてモノクロの挿絵を描きました。

その中から第2巻に収められている挿絵。
このイラストには装飾枠もあり、添えられている言葉があります。

Guyon, by Palmers governaunce,
passing through perils great,
Doth overthrow the Bowre of blisse,
and Acrasie defeat.
















*
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by bonplaisir | 2017-06-20 12:00 | 人魚画

ウォルター・クレインのCINDERELLA ミニ復刻絵本

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*プリンセスミュージアム ミニ復刻本シリーズ2 シンデレラ 2016年 2017年2刷

「ウォルター・クレインの絵本の仕事」展にて求めたミニ絵本。
「美女と野獣」と比べると、このような可愛らしいサイズ。
豆本に近い感じがまた素敵☆

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こちらはピクチャーブックで全頁カラーイラストです。
1897年にロンドンのジョン・レーン社から出版したものを、
1909年にアメリカのカップルズ&レオン社で再出版されたものです。

この時代、アメリカで出版された絵本の多くは、英国で出版されたものの
いわゆる「海賊版」だったようです。
この頃でも、知的財産の概念が希薄だったとは(笑)

でも当時のアメリカで最先端技術を用いたクロモリトグラフィ(石版多色刷)で
大量生産された絵本を子供たちに「安く」提供することができました。

大量生産らしい版ズレなどもありますが
そこはご愛敬ということで(笑)





かわたまさなお氏といえば、去年の今頃、日比谷図書文化館で行われた
シンデレラの世界展~アメリカに渡ったシンデレラ・ストーリー~」を
観に行ったのを思い出しました。

また、かわた氏のコレクションによる復刻本シリーズ、今後もでるのかしら?
楽しみにしていたいと思います。














*
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by bonplaisir | 2017-05-31 12:00 | 欧米テキスト絵本

ウォルター・クレイン画:BEAUTY and The BEAST

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*プリンセスミュージアム復刻本シリーズ 1ウォルター・クレインの美女と野獣 2017年


「ウォルター・クレインの絵本の仕事」展にて求めた絵本。

アンティーク絵本コレクターのかわたまさなお氏が長年にわたり
「プリンセス」をモチーフにした欧米のアンティーク絵本のコレクションから、
この度、ウォルター・クレインの美女と野獣のトイブックの復刻本を出版してくれました。

この復刻本は1874年にイギリスのルートレッジ社から出版されたものです。
当時の赴きを醸し出している復刻本、巻末に日本語訳と訳者のあとがきも。
「美女と野獣」は1740年にフランス人作家のヴィルヌーヴ夫人によって書かれました。
1856年にボーモン夫人によって簡略化したものが子供向の絵本の元になっているようです。

そうそう、野獣のイメージってライオンが親しみ深い気がしてましたが、
クレインの描く野獣のモチーフはイノシシなんですよね。

トイブックといえど、クレインのイラストはタペストリーのように美しいです♡





















*
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by bonplaisir | 2017-05-30 12:00 | 欧米テキスト絵本

ウォルター・クレインの本の仕事:千葉市美術館

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*ウォルター・クレインの本の仕事 公式図録 滋賀県立近代美術館/千葉市美術館 2017年 青幻舎


「絵本はここから始まった ウォルター・クレインの本の仕事」展
2/4-3/26 滋賀県立近代美術館から始まり、
4/5-5/28 千葉市美術館へと回顧された展覧会に行ってきました。


19世紀後半にイギリスで活躍し、現代の絵本の基礎を築いた重要なひとり、
またウィリアム・モリスとともにアーツ・アンド・クラフツ運動に推進した
デザイナーでもありました。

1845年、画家の息子としてリヴァプールで生まれ。
木版の工房に入りデッサンの基礎を学び、その後、多色刷木口木版の技術を開発した
彫版・刷師のエドマンド・エヴァンスに才能を見出され、
ふたりは1865年に全頁カラー刷りのトイブック(簡易製絵本)を生み出しました。

その後、沢山世に送り出された絵本は高い評価を得て、
クレインは子供の本の画家として有名になりました。


今回の展覧会では、クレインの主要な絵仕事のほぼ全容を
当時の書物で堪能でき、その網羅数は約140点!

あとクレインとともにケイト・グリーナウェイや
ランドルフ・コールデットの作品も約40点、同時に楽しむことができました。

これだけ集中した展覧会は日本でも初めてだったようで
大変貴重な展覧会だったと思います。


なかなか当時の書物でクレインの絵を堪能できる機会がなかったので、
色の鮮やかさに大変驚きました。とくに赤や青などの発色の美しいこと。
復刻絵本やウェブなどでのアーカイヴ画像では再現出来てない事がわかり
この機会に実際に観られて感激してきました。

改めてクレインの魅力に惹きつけられました♡


公式図録には展示されていた各絵本の全頁までは収録されていませんが、
代表的な作品を追う目録代わりにもなるもので嬉しいです。

更に全図版を網羅した画集、もしくは図版集も出てくれたらよいなー☆


ちなみに公式図録は一般販売もしてます。















*
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by bonplaisir | 2017-05-29 12:00 | 展覧会図録

ウォルター・クレイン「三つのRの物語」の装丁

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A romance of the three Rs(1886)に収められた元の三つの物語。

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タイトル画らも拝められたら元の絵本の装丁も気になりました。
探せば出てくるものですね♡

Slateandpencil=vania(1885)
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Little Queen Anne(1886)
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Pothooks & perseverance(1886)
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Slateandpencil=vaniaの扉は後からカラーのものになっていたのか。


三つの「R」の物語は、子供たちが
読み(reading)、書き(wRiting)、算術(aRithmetic)を
楽しく勉強できるようにと考案された遊び心溢れた絵本です。



この中の Pothooks & perseverance の絵本の全頁が
千葉市美術館で開催中の「ウォルター・クレインの本の仕事」展で観られました。

あと、ほかの絵本と主要な挿絵本をほ網羅できる約140点、展示されています。
当時、100年~150年近く前の印刷物の美しさ!素晴らしいです!

5/28(日)まで。

この機を逃すとあと巡回予定はないようです。
もっと開催館増えるとよいのにと思いましたー。















*
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by bonplaisir | 2017-05-27 12:00 | その他の本関連

ウォルター・クレイン画の中の人魚?

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1886年にLondon:marcus Ward&Co.Ltd から出版された
「A romance of the three Rs」(三つのRの物語」。
 
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この本はもともと単独だった三つの絵本をまとめたもので
その中の物語のひとつ「Pothooks and Perseverance:or The A.B.C-Serpent」
ここに出てくるセイレーンの容姿が人魚のような蛇のような?

魚の尾というよりウミヘビのようなひらひら、、、
やっぱ蛇なのかしら?

















*
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by bonplaisir | 2017-05-26 13:00 | 人魚画

ウォルター・クレイン画の中の人魚

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ウォルター・クレイン(Walter Crane:1845-1915)
クレインの代表的のひとつの大型絵本
「パンの笛」(Pan-pipes:1883)より、
口絵の中に人魚も描かれています♡

クレインと同時代のテオ・マージャルズ(1850-1920)によって編曲された、
イギリスに古くから伝わる歌にクレインの絵と装飾が添えられた絵本です。

その中に「The Mermaid」という曲も♡

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それぞれの曲の内容に沿う素敵な絵が描かれています















*
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by bonplaisir | 2017-05-25 12:00 | 人魚画

ウォルター・クレインの豆本

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*幼な子のイソップ ウォルター・クレイン/絵 2012年 英国製

サイズが約縦2.8×横3.2×厚0.6cm、とちっちゃいです。
人形と一緒に並べてもいいくらいおもちゃ的な感じですが
中身も全頁にわたりちゃんと印刷されています。

それでは復刻版絵本と同じ頁で比較してみたいと思います♪

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スゴイ!
結構細かいところまで再現されています☆

しかもハードカバーだし(笑)

可愛いわー♡

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失くさないように気をつけなきゃだわ(笑)














*
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by bonplaisir | 2015-06-06 12:18 | 豆本&ミニチュア本

ウォルター・クレインの「長ぐつをはいたねこ」

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*長ぐつをはいたねこ シャルル・ペロー/原作 ウォルター・クレイン/絵 秋野翔一郎/文 2006年 童話館出版 

ウォルター・クレインの挿絵を追いかけて「長ぐつをはいたねこ」も。

元の絵本の、挿絵の白枠内に英本文が入ってたレイアウトのようで
和書になると白抜きのままになってしまうのがちょっと残念な感じです。

でも、ドラマチックでグラフィカルな絵は素敵なんですわ☆










*
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by bonplaisir | 2015-04-04 11:33 | 和テキスト絵本


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


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