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エドマンド・デュラック画:シンデレラ

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1910年に出版されたエドマンド・デュラック挿絵のぺーロー童話集から
「シンデレラ」の一場面。

フェアリー・ゴッドマザーが美しく描かれている。
魔法使いのおばあさん、じゃないのよ。

それまでディズニーのアニメや絵本でも
シンデレラを助けてくれるのは、
おばあさんの魔法使いって定着していたものだから、
初めてデュラックのシンデレラの挿絵を見た時は、
フェアリー・ゴッドマザーがシンデレラと勘違いしたほど(笑)


先日、ディズニーの実写版「シンデレラ」を見た時に思い浮かべてしまったのでした。

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どちらも、もしかしてシンデレラより美しいかも?w















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by bonplaisir | 2017-02-20 15:00 | 一枚の絵 | Comments(0)

デュラック:もう1枚のエウローペー

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デュラックの晩年の作品の中から出て来たようです。
1918年に出版された「タングルウッド物語」でも描かれていました。

この時の女性像は髪が赤かったけど、今度のは黒髪。
デュラックは愛する女性を女神のように思っていたみたい、
彼の描く女性像のミューズでもあったのかしら、、、。

1919年を境に描く女性像が変わったように思えます。
私生活が反映されているみたい☆









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by bonplaisir | 2016-07-27 12:00 | 一枚の絵 | Comments(0)

デュラック:浦島太郎

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エドマンド・デュラックが描いた日本のお伽話「浦島太郎」です。
1930年代に描かれたもののよう。

1916年に出版された「Edmund Dulacs Fairy Book」で
既に「浦島太郎」は描かれています。

見比べてみると、より日本的な描写になっているような。
でも絵柄が変化しているので新鮮に感じます。










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by bonplaisir | 2016-07-26 12:00 | 一枚の絵 | Comments(0)

エドマンド・デュラック:日本人の肖像画

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*Edmund Dulac (1882 - 1953) - A portrait of Michio Ito(1916)


アイルランドの詩人で劇作家のウィリアム・バトラー・イェーツが、
日本の伝統芸術に「能」というのがあることを知り、ケルトの神話や伝説をもとに
「鷹の井戸」(At the Hawk's Well )という作品を書きました。

1917年の出版の前年に、ロンドンで初上演され、
このときに鷹役を演じたのが舞踏家の伊藤道郎(1893-1961)でした。
彼はイェーツとともに「能」を研究し、「鷹の井戸」の振り付けもしました。

そして、エドマンド・デュラックは、美術・衣装デザインの他に
作曲まで担当したそうです。

「鷹の井戸」はその数年後、日本でも上演されましたが、
西洋能そのままとしては受け入れられにくく、
翻案新能「鷹の泉」と改作され、更に「鷹姫」となって
今でも上演されているようです。

デュラックと日本芸術がこのような形で関わりあったなんて感激です。

「能」は、薪能を一度だけ観た経験しかなくて、
このような話を知ると、どんな演目なのか気になってきますね。


デュラックがデザインした衣装と、それを身にまとう伊藤氏。

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なんか鳥肌ものなのね♡










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by bonplaisir | 2016-07-25 12:00 | 一枚の絵 | Comments(0)

エドマンド・デュラックの「金鶏」

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*The Golden Cockerel From of the Tale by PUSHKIN Illustration by Edmund Dulac 1950


ロシア民話「金の鶏」をエドマンド・デュラックが挿絵だけでなく、
英文テクストから装丁デザイン、タイポグラフィまで手掛けて1950年に出版されたものです。

デュラック晩年の代表作ですが注目度は低いのが残念です。
挿絵黄金時代最盛期の華やかさと比べると地味に映るようですが、
よく見るとロシアのフォーク・アートを意識し、
デュラック風に細部まで丁寧に気を配られて素敵な絵本になっています。


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第二次大戦中にロンドンで、ニューヨークの限定本クラブを作ったジョージ・メーシーと出会い、
戦後にふただび挿絵本を出すという話が持ち上がりました。
その時のラインナップが「金鶏」「ダフニスとクロエ」「リトル・グリーン・ドラゴン」
「おやゆびひめ」「赤ずきん」と年に一冊ずつ出版する予定でした。

まず一冊目にに「赤ずきん」から始める予定でしたが、挿絵の枚数とページ数に
折り合いがつかず、「金鶏」に変更になりました。

これがその時の本です。
カバーはなく、タイトルは背表紙のみ。
青いクロス地に鶏のパターンとシンプルな装丁の通常版です。

限定版は、紫のクロスで函入り、
デュラックの直筆サインとシリアルナンバーが入っています。


ワタシのは通常版ですが、国内で出逢えたのはラッキーでした☆

わー、でも「赤ずきん」と「おやゆびひめ」は幻となってしまったのが残念ッ。
けっきょく予定通りにはいかず、デュラックは心臓も患っていたので
「金鶏」のあとには「キューピットとプシケー」、「コーマス」は急死後に出版されました。


デュラックは好いわ、追いかけ続けたいのだわ。









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by bonplaisir | 2016-07-23 12:00 | 欧米テキスト絵本 | Comments(0)

神秘なる挿絵画家 エドマンド・デュラック

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*神秘なる挿絵画家 エドマンド・デュラック 解説/監修 海野弘 マール社 2011年


海野弘氏による監修/解説、マール社の挿絵画家シリーズ第2弾。

それまで、新書館の挿絵本や洋書の画集で堪能してきたデュラックの挿絵を、
解説付きで堪能できる画集が出て嬉しかったです。
紹介されている挿絵は下記のリストのもの。

「アラビアン・ナイト」☆
「テンペスト」☆
「オマル・ハイヤームのルバイヤート」
「眠り姫、その他の物語」☆
「アンデルセン童話集」☆
「ポー 鐘、その他の詩」
「バドゥーラ姫」
「船乗りシンドバッド、その他のアラビアン・ナイト物語」☆
「エドマンド・デュラックの昔話―連合国の昔話集」
「タングルウッド物語」☆
「真珠の王国」★
「宝島」★
「金鶏」★


☆印は新書館で翻訳本が出ているもの。
無印は翻訳本は出てなくても、人気のある作品なので
洋書の画集などで見る機会はありました。
★印は後期の作品で、滅多に見られないものなので
載せてくれて嬉しかったです。

これらの他にも、モノクロカット画や作品年表、デュラック自身についての紹介文。
デュラックを知るよい入門編になっている画集だと思います。









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by bonplaisir | 2016-07-22 12:00 | 画集 | Comments(0)

デュラック:ギリシャ神話から、アドニス

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*Edmund Dulac (1882–1953) Gods and Mortals in Love(1935) Aphrodite and Adonis


1935年、ヒュー・ロス・ウィリアムソンが書いた11話のギリシャ神話の本に、
「Gods and Mortals in Love」にデュラックが挿絵を10点描きました。
その中にアフロディーテとアドニスの挿絵も。

こちらも横たわるアドニスの袂から、
アネモネが血に染まったかのような赤い花で描かれています。


アフロディーテとアドニスの話は、アドニスの親でキニュラス王とミュラの話と、
更にピュグマリオンとガラテアの話にまで遡ることに。
美と愛の女神が関わることで生じる、複雑に絡み合う因果関係とかが
結構面白かったりします。



そういえば、この挿絵本、マール社の解説本の作品年表に載ってなかったな。










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by bonplaisir | 2016-07-21 12:00 | 一枚の絵 | Comments(0)

エドマンド・デュラック挿絵の「アラビアン・ナイト」1911年版

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*‘Stories from the Arabian nights’ retold by Laurence Housman;
  with drawings by Edmund Dulac. Published 1911 by Hodder and Stoughton.



初めてデュラックの「バドゥーラ姫」のアンティーク本を入手出来たあとに、
ご縁があって求めることができた「アラビアン・ナイト」のコンパクトサイズの普及版。
A5版くらいなので持ち歩きできそうなサイズです。

挿絵は半分くらいの24点に絞られて、文章とは別紙印刷ですが、
別張り製本ではなく本文頁と一緒に綴じられているものでした。
薄紙のカバーも一緒に綴じられて、挿絵の印刷頁の保護になっています。

背表紙の角など経年数のダメージが少しありますが、
気を付けて開けば十分に楽しめるくらいの状態は保っています。
若干、朽ちた感がありますが味わいとして気に入っています。

タイトルは背表紙にしかなく、表紙に使われた挿絵は
「漁師と魔王の物語」のために描かれたもの、シンプルな額縁に入れられ
アラビア風の装飾が金箔であしらわれて趣ある装丁になっています。


新書館版に載せられてなかった挿絵がこちらに載っています。
「空飛ぶ魔法の馬」の1枚でした。

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「アラビアンナイト」の挿絵は美しいだけでなく、ユーモラスな絵も沢山描かれています。










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by bonplaisir | 2016-06-24 12:00 | antique&Vintage | Comments(0)

エドマンド・デュラック挿絵の「アラビアン・ナイト」

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*Frontispiece, Princess Scheherazad, the heroine of the thousand-and-one night 1907


挿絵の黄金時代の「アラビアン・ナイト」(千夜一夜物語)といえば、
エドマンド・デュラックの挿絵画家デビューにして代表作ですよね。

物語の語り手でありヒロインのシェラザードは、王様が一番目の妻の不貞を発見した怒りから、
処女と結婚しては翌朝には処刑するを繰り返し、その王の悪行をやめさせるために結婚を志願しました。
彼女は殺されないように、王様がそれまで聞いたこともないような面白くて不思議な話を毎夜続けました。

デュラックの「アラビアン・ナイト」の口絵に飾られたシェラザード、
その姿の美しさ、慎ましさや賢さまで伝わる姿で描かれていると思います。

「アラビアン・ナイト」は当初アーサー・ラッカムに挿絵を依頼する計画でした。
ホダー・アンド・ストートン社は別の出版社にラッカムの契約を取られてしまい、
既に文章の作業は進んでいたので困っていたところ新人のデュラックに白羽の矢が当たったのです。

そういえばラッカムの東洋的趣味の絵ってあまりないような?ラッカムの「アラビアン・ナイト」も
見てみたい気もしますけど、おかげでデュラックの人気が上がり、
その後の素晴らしい作品が生み出されたわけだから、
ラッカムが「アラビアン・ナイト」の挿絵を描かなくてよかったのかな(笑)


この素敵な本を和書で出版してくれたのが新書館さん。
1981-1982年と二冊に分けて出版してくれました。
原書に収められている50点の挿絵から49点載せてくれています。


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*アラビアン・ナイト ローレンス・ハウスマン/編 エドマンド・デュラック/絵 白石かずこ/訳 1981年 新書館

収録リスト

「漁師と魔王の物語」
「黒い鳥々の王の物語」
「アリババと四十人の盗賊」


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*アラビアン・ナイト 空飛ぶ魔法の馬 ローレンス・ハウスマン/編 エドマンド・デュラック/絵 白石かずこ/訳 1982年 新書館


収録リスト

「空飛ぶ魔法の馬」
「意地悪な異母兄弟の話(コダダット王子の冒険)」
「デリアバー姫の物語」
「ふたたび意地悪な異母兄弟の話(コダダット王子の冒険)」












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by bonplaisir | 2016-06-23 12:00 | 童話集/寓話集 | Comments(0)

エドマンド・デュラック画:ギリシャ神話物語

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デュラックが描いたギリシャ神話の物語の中の「竜の歯」より、
テュロス王の美しい娘エウローペーが白雄牛に変身したゼウスに浚われる場面。
白い雄牛も美しく、その首に飾られている花輪も可憐、背景の波の描き方とか
まるで日本の屏風や絵巻図のようですね。

この雄牛は牡牛座の由来でもあり、エウローペーはヨーロッパの語源のひとつだったり、
絵画のモチーフでもよく見かけるし、ギリシャ神話の中でもお気に入りのモチーフです。


1918年、「タングルウッド物語」が出版されました。
これはナサニエル・ホーソーンが1853年に、子どもたちのために、やさしく語り直された
ギリシャ神話の物語集に、エドマンド・デュラックは1916年に挿絵を描きました。
戦時中でしたので紙不足により出版は2年遅くなり、そしてホダー・アンド・ストートン社からの
最後のギフトブックとなりました。

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この本を1987年に新書館さんが上下巻で出版してくれたのでした。

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*ギリシャ神話物語(上) ナサニエル・ホーソーン/作 エドマンド・デュラック/絵 神宮輝夫/訳 1987年 新書館


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*ギリシャ神話物語(下) ナサニエル・ホーソーン/作 エドマンド・デュラック/絵 神宮輝夫/訳 1987年 新書館


上巻には、シシウス王子の怪物退治「ミノトー」と、小さいピグミー族と巨人の友情のお話「ピグミー」、
エウローペーの兄弟カドモス王子の冒険の旅「竜の歯」の三篇が収録されています。

下巻には、英雄ユリシーズと魔女の戦い「サーシ(キルケー)の宮殿」と
黄泉の国へ浚われた娘ベルセポネーを探す女神の物語「ザクロのたね」、
父王の敵から王位を取り戻すジェイソンの英雄冒険譚「金の羊毛」の三篇です。

そして原書に収録されている14点の彩色挿絵が全部収められています。










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by bonplaisir | 2016-06-20 14:00 | 童話集/寓話集 | Comments(0)


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


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