タグ:ギュスターヴ・モロー ( 10 ) タグの人気記事

お気に入りのギュスターヴ・モロー本

c0084183_15413959.jpg
*ギュスターヴ・モロー【自作を語る画文集】夢を集める人 ギュスターヴ・モロー/画・文 藤田尊潮/訳 2007年 八坂書房



図版本にしては小ぶりなのですが、
読み物としては丁度良いサイズの本です。

モロー自身が作品解説をしている本で、
最近ちょこちょこ合間に読んでたりしています。

モローのアルバムやクロッキー帳などにしたためられた注釈、
生前は未発表でしたが、死後に弟子たちで筆写されまとめられたそうです。

モロー自身による文章も絵と同様に耽美で幻想的な詩のようです。
作品への想いが解釈の邪魔するようなものでもないのが素敵。

ますますモローの魅力に惹かれてしまってます。















*
[PR]
by bonplaisir | 2017-04-01 16:03 | 画集/図版集

ギュスターヴ・モロー展 2005

c0084183_9233586.jpg
*ギュスターヴ・モロー フランス国立ギュスターヴ・モロー美術館所蔵 2005年 回顧展図録



またまたBOOKOFFで掘り出し物みっけ☆
行けなかった展覧会図録を破格で入手。

ギュスターヴ・モロー美術館改装のため、2005年に行われた回顧展。
油彩28点、水彩画・素描など280点が展示されたようです。

この素敵な展覧会を見逃した悔しさから
図録だけでもと思ってたのがやっと手元に♡

図録を開くと、モローの一つの主題に対する習作の数が凄くて、
それらに解説もつけてくれているので、見ても読んでも楽しい図録です。

でもやっぱり本物が見たい!とも思えてしまうのもしかり(笑)
ますます好きになっちゃうギュスターヴ・モローなのでした。
















*
[PR]
by bonplaisir | 2016-10-01 12:00 | 展覧会図録

ギュスターヴ・モロー:レダ

c0084183_1432437.jpg
*Gustave Moreau(1826-1875) Leda



ミケランジェロの「レダ」の作品由来となった、古代には人間が神に愛されることによって
死すべき肉体から解放され、神々の不死にあずかるという理想の死があり、
それを想起させる、深い眠りのうちに神の抱擁を受け、
彼岸のうちに神とひとつになることへの憧れを描いているのだそう。

前記事のモローの「レダと白鳥」にはまだその傾向が見受けられますが、
その後モローはこの主題を聖婚へと昇華させていってます。

モローが「レダ」の意図について残した記述があります。(↓引用)

「王者たる白鳥は、選ばれし女性の頭上に頭を重ね、厳かに彼女に潔白と神性とを授けている。この神の業の下に、レダは慎み深く夢みるように恍惚ととして、身動きせず佇んでいる。これは変容に先立つ神々しいまどろみである。神の力によってすべては優美になされる。白い百合の下の白い椿。王冠と雷電をもつ二人の精霊が生けるカリアティードとなって、テスティウスの娘レダに対して、権威の象徴を捧げている。遠くには勝利を得たアモールが、自己の所有の印として両手をいっぱいに広げ、世界を征服しようと飛翔していく。ささやかな神性を表す者たち-ファウヌス、サティロス、ドリュアディス、ハマドリュアデスなどの森や水のニンフたちが、この美の祭壇に聖体拝領のために集まっている。そして地平線辺りで、偉大なる牧神パンがうやうやしく跪き、この永遠の美の神格化に全自然を捧げようとしている。」



このモローの視点を踏まえて、モローが残した沢山の習作を観賞するのも楽しそう。















*
[PR]
by bonplaisir | 2016-09-23 12:00 | 一枚の絵

ギュスターヴ・モロー:レダと白鳥

c0084183_11335851.jpg
*Gustave Moreau (1826-1875) Leda and the Swan



ギュスターヴ・モローは初期の頃より「レダと白鳥」を主題に取り組んでいたそうです。
でも油彩による大作は未完成のままでした。

この作品は最も初期の頃の油彩で、ミケランジェロの「レダ」もしくは
それに端を発する作品から構想を得ているとものだそうで、
ミケランジェロのと見比べると、なるほどって感じです。

c0084183_11404918.jpg


「レダと白鳥」の主題は、古来画家たちの格好の画題、
なかでもミケランジェロとダ・ヴィンチの作品は多大な影響力を持ったそうです。
ですが両者のオリジナル作品は失われており、現存するのは
オリジナルに近い模写が受け継がれています。

上のミケランジェロの絵は、1529年にフェラーラ公アルフォンソ・デステが依頼したテンペラ画。



















*
[PR]
by bonplaisir | 2016-09-22 12:00 | 一枚の絵

ギュスターヴ・モローの「聖セシリア」たち

c0084183_14445467.jpg

*Gustave Moreau (1826–1898):Sainte Cécile et les anges de la musique (1880–1885)


ひとつ前の記事で、モローの「デズデモーナ」を上げたのですが、
よく似たポーズとモデルの絵もあって、タイトルを見たら
「聖セシリアと天使たちの音楽」とありました。

並べてみると、よく似てますね。
「デズデモーナ」が1875年なので、その後に霊感がはたらいたのかしら?

c0084183_14545145.jpg



この聖セシリアを描いた後に、松方コレクションの
聖チェチリア」の水彩画があります。

c0084183_15181273.jpg

*Gustave Moreau:Saint Cécile(1885-1890)


更に1890–95年頃に描かれたドローイングの聖セシリアも。

c0084183_1562117.jpg

*Gustave Moreau:Saint Cecilia(1890-1895)


このドローイングを制作中の1892年にドローイング「サテュロス」も描かれてます。
こちらもよく似ています、聖セシリアかサテュロスか、迷い中みたいな?
でもって松方コレクションの方ももよく見るとチェチリアの周りにいるのはサテュロスたちのようだし♪


c0084183_15135796.jpg

*Gustave Moreau:Satyrs (1892)


そして、聖セシリアと天使たちを描いた1897年の作品。
モローの亡くなる前の年に出来上がった絵の様なので最終的な形なのでしょうか?

c0084183_14562277.jpg

*Gustave Moreau:St. Cecilia (The Angels Announcing Her Coming Martyrdom) 1897

時系列で見ていくと、模索している様子が垣間見れるようで楽しくなってきます♪










*
[PR]
by bonplaisir | 2016-05-11 12:00 | 一枚の絵

ギュスターヴ・モロー:デズデモーナ

c0084183_1050973.jpg

*Gustave Moreau(1826-1898):Desdemona (1875)


バレエ漫画「SWAN-白鳥-」の最新刊の中に
シェイクスピアの「オセロ」のデズデモーナが出てきて、
モローの絵にもあったなと思い出しました。


「SWAN-白鳥-」は1976年から1981年まで週刊マーガレットで連載していた長編作品です。
この有吉京子さんの美麗なバレエ漫画に出逢いバレエが好きになりました。
そして、およそ30年の時を経て、2010年に続編が復活。
本編のラストの直後からストーリーが始まり、それまでの空白が
まるでなかったかのような絵の乱れもないのです。
鳥肌が立ちましたよ(笑)

続編は「モスクワ編」としてまとめられました。
そして完結してから2年経ち、待望の新作は「ドイツ編」として、
シェイクスピアの四大悲劇のひとつ「オセロ」を、振付家のジョン・ノイマイヤー
1985年に創作した作品「オテロ」を取り上げたストーリーが始まりました。

バレエ「オテロ」の世界感と主人公たちの関係もリンクさせてドキドキの展開です。

c0084183_1125726.jpg

*SWAN-白鳥- ドイツ編 1巻 有吉京子 2016年 平凡社










*
[PR]
by bonplaisir | 2016-05-10 12:00 | 一枚の絵

ギュスターヴ・モローの「セイレーンたち」

c0084183_10171497.jpg

*Gustave Moreau(1826-1898):The Sirens(1872)


初めてこの絵を見た時、海辺の崖に佇む裸婦たちかと、
でもよーく見てみると、足元が魚の尾?
でタイトルを確認したらセイレーンとなっていたので、
そうか!人魚たちってわかって嬉しくなってしまったのでした(笑)

美しい女性たちだけど魚の尾のような足元はウミヘビのようで
怖さも醸し出ています。背景の様子から黄昏時なのかしら?
逢魔時ともいう夕方の薄暗くなる刻、昼と夜の境目は魔物に出くわすという
そんな黄昏時、夢幻な世界を描いたモローの絵はやっぱ大好きです。










*
[PR]
by bonplaisir | 2016-04-26 12:00 | 人魚画

ギュスターヴ・モローの「一角獣たち」

大地震により被災されました地域の皆さまへ
心中お察しするとともに心からお見舞い申し上げます。
まだ余震の続く中ですが、一日でも早く
平穏にお過ごし出来ますようお祈り申し上げます。





c0084183_1361826.jpg

*Gustave Moreau(1826-1898) :The Unicorns, 1885 パリ、ギュスターヴ・モロー美術館所蔵


「貴婦人と一角獣」のタペスリーから影響を受け、
一角獣を主題に描かれた「The Unicorns」。
モローのアトリエに最後まで残されていた愛着ある作品だったようです。

ユニコーンは獰猛な獣なのに、純潔な女性もしくは処女に抱かれるとおとなしくなるという。
モローの絵では、美しい女性たちに触れられ抱かれているユニコーンたちは
とてもゆったりと穏やかで、優し気な眼差しの表情が印象的なのです。

未完成ではありますが、素晴らしい作品です。










*
[PR]
by bonplaisir | 2016-04-18 12:00 | 一枚の絵

ギュスターヴ・モロー:レダと白鳥

c0084183_114141100.jpg

*ギュスターヴ・モロー「レダと白鳥」Gustave Moreau, Leda and the Swan, 1894.


絵画で「白鳥」を探すと多く出てくるのは
ギリシャ神話をモチーフにした「レダと白鳥」。

スパルタ王の妻レダに恋したゼウスが白鳥の姿になって
レダを惑わす、するとレダは卵を産み、ヘレネーが生まれる。
ゼウスは喜び、誕生記念に天空に白鳥座を創造した。

このヘレネーがよく知られている「トロイのヘレン」で
トロイ戦争の発端の一つとなる。

ギュスターヴ・モローが何枚か取り組んでいて、
一番好きなのがこの絵かな。

でも、このモチーフは性愛描写としても使われるので
時に刺激的なものも結構あるのよね(笑)










*
[PR]
by bonplaisir | 2016-01-30 12:00 | 一枚の絵

ギュスターヴ・モロー:聖チェチリア

c0084183_1847785.jpg

*Gustave Moreau(1826-1898):Saint Cécile(1885-90年頃)松方コレクション所蔵

2010年に国立西洋美術館で開催されてた
「フランク・ブラングィン展」を観に行っ時、同時開催していた
「所蔵水彩・素描展」も覗いた時に出逢った一枚の絵。

16×19cmでとても小さい作品なんですが、
ワタシにとっては、とても吸引力のある絵でした。

あるご縁から久々に思い浮かべてしまいました。


 
[PR]
by bonplaisir | 2015-10-06 12:00 | 一枚の絵


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


by haruchonns

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

最新の記事

水島爾保布画の「人魚の嘆き」..
at 2018-01-16 12:00
ジェニー・ハーバー画の「人魚..
at 2018-01-15 12:00
Book:安野光雅「きつねの..
at 2018-01-13 12:00
オスカー・クレバー画の「人魚姫」
at 2018-01-11 12:00
ジョイス・マーサー画の「人魚姫」
at 2018-01-10 12:00
ジョイス・マーサーのアリス
at 2018-01-09 12:00
Book:The Littl..
at 2018-01-06 13:00
book:ミルコ・ハナーク ..
at 2018-01-05 10:00
H・レフラー&J・ウルバン画..
at 2017-12-28 12:00
Book:アーサー・ラッカム..
at 2017-12-27 12:00
book&postcard:..
at 2017-12-26 12:00
Book:スベン・オットー画..
at 2017-12-25 12:00
「赤い靴」の挿絵いろいろと
at 2017-12-23 12:00
Dugald Stewart..
at 2017-12-22 12:00
ウィリアム・ヒース・ロビンソ..
at 2017-12-21 12:00
カイ・ニールセン画の「赤い靴」
at 2017-12-20 12:00
ヘレン・ストラトン画の「赤い靴」
at 2017-12-19 15:00
Book:いわさきちひろ「あ..
at 2017-12-09 12:00
エリナー・アボットの人魚画
at 2017-12-08 12:00
エリナー・アボットの人魚画
at 2017-12-07 13:00

カテゴリ

アリス関連
人魚姫
和テキスト絵本
欧米テキスト絵本
童話集/寓話集
児童文学
文学/戯曲
洋書
写真&写真集
画集/図版集
展覧会図録
漫画関連
antique&Vintage
豆本&ミニチュア本
ムック本/雑誌
ホビー&料理本
人魚画
妖精画
一枚の絵
映画(DVD&Blu-ray)
その他の本関連
展覧会&美術館
呟き

タグ

(136)
(113)
(47)
(38)
(30)
(27)
(24)
(23)
(22)
(19)
(18)
(17)
(17)
(16)
(16)
(15)
(15)
(14)
(14)
(14)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(8)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(7)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(6)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(3)
(3)
(3)
(3)
(3)
(3)
(3)

検索

以前の記事

2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月

最新のコメント

> ohmu-kitij..
by bonplaisir at 20:44
人魚姫の運命に、 胸を..
by ohmu-kitijoji at 16:09
> ohmu-kitij..
by bonplaisir at 11:06
新年おめでとうございます..
by ohmu-kitijoji at 16:44
> snowdrop-u..
by bonplaisir at 12:51
明けましておめでとうござ..
by snowdrop-uta at 09:19
> 鍵付きさまへ 大丈..
by bonplaisir at 14:34
> snowdrop-u..
by bonplaisir at 14:29

最新のトラックバック

ノートルダム大聖堂とラテ..
from dezire_photo &..
ノートルダム大聖堂とラテ..
from dezire_photo &..
日本初公開のベッリーニと..
from dezire_photo &..
北方ヨーロッパ絵画の最高..
from dezire_photo &..
北方ヨーロッパ絵画の最高..
from dezire_photo &..

記事ランキング