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Twelve Months of Flowers:Flower Chart for March

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*Robert Furber(1674-1756) Twelve Months of Flowers(1730)Flower Chart for March
 Designed by Peter Casteels (1684–1749). Engraved by Henry Fletcher (1715–1744)



18世紀の英国のボタニカルアートにも
フランスに負けないくらい華やかで素敵なのがあるのですね♡

ロバート・ファーバーは英国のケンジントン生まれ。
17世紀末から18世紀中期の園芸家であり、その道の権威者でした。

ファーバーの最も著名な本が「Twelve Months of Flowers」(1730)。
この本は、植物と種のカタログとして書かれました。
12ヶ月の季節に咲いている植物の詳細な描写と手彩を特徴としています。

その中から「3月」を取り上げてみました。
よく見ると全部違う花、ひとつひとつに番号がふられ、
その下に花の名前がが記されている欄があります。
それによると34種類の花々が描かれているようです。

楽しー♡

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12ヶ月分並べると違いがよくわからない(笑)
でも、よーーーく見ると少しずつ違う?
咲く時期が咲かなるものまで描かれているからなのでしょうか。

素晴らしいです☆
復刻版出して欲しい、もしくはカレンダーあったら飾りたーい☆

でもってフルーツ版も1732年に出しているそうで、そちらも拝んで見たいです。









*
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by bonplaisir | 2016-05-14 12:00 | 一枚の絵

ルドゥーテ「美花選」普及版

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*美花選[普及版] ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ 2016年 河出書房新社


待ってた甲斐があったのか、普及版がでました(笑)
河出書房新社さんの創業130記念によるものみたいです。

嬉しくて即お取り寄せ☆
薔薇以外にも見たかったルドゥーテの花たちに
やっと出逢えました♪

全144点、見応えありです。

巻末に肉筆画が3点載せられていました。
本物を観てみたくなりますよねー
機会があるといいなー。











*
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by bonplaisir | 2016-02-25 12:00 | 画集/図版集

TASCHEN版 The Temple of Flora

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*Robert John Thornton: The Temple of Flora Werner Dressendorfer/著 Jutta Hendricks/編集 
 2013年 Taschen America Llc


我が家で一番の大判画集です。
以前の記事で豆本との比較で載せたことがあります。

どれくらい大きいかと言うと、34.7 x 42.7 cm です。
ですがこの版は2008年に出版されたものの復刻版のようで
最初のバージョンは更に大きく47.6 x 64.1 cm だったようです。

このタッシェン版は初版の復刻版で、
荒俣氏の復刻版では見られない肖像画やモノクロ画がカラー画です。
なので「バラ各種」もナイチンゲールの巣の中には卵が描かれています。

ソーントンが敬愛するリンデの肖像画も美しい彩色が施され、
キューピットの絵も植物画に劣らずの素晴らしい彩色画です。

現在、一番手に入りやすくてリーズナブルな価格の画集です。














*
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by bonplaisir | 2016-01-16 12:00 | 画集/図版集

フローラの神殿:荒俣宏/編著

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*フローラの神殿 R・J・ソーントン 荒俣宏/編著 1985年 リブロポート


植物の分類法に画期的なシステムを導入した、スウェーデンの博物学者
カール・フォン・リンネ。英国の植物学者ロバート・ジョン・ソーントンは、
リンネ分類学を図解した「フローラの神殿」を当時の英国で第一級の
絵師、整版師、刷り師を揃え、叶う限り大画面で制作にあたった。
そのため多大な負債をこうむり貧困のうちに没してしまった。

でも彼が残した「フローラの神殿」は愛好家から<史上最美の一冊>と
折り紙をつけられ植物図鑑の至宝と呼ばれることになりました。

植物とともに描きこまれた劇的な背景はロマンティックであり、
壮大な自然美の画集としても珍しい図鑑になっています。

この素晴らしい図画集の初版は極めて貴重で、
日本においては所有者も(少なくとも公的機関)存在しないと思われてます。
原書はクォート判第二版(でも希少)を荒俣氏が復刻したのが本書。

版によって少しずつ描きかえられている「フローラの神殿」
先日載せた「バラ各種」は初版の画でナイチンゲールの巣に卵、
背景にはギリシャ神殿のような建物がありますが、こちらの版では
背景が円柱の建物に変更され、鳥の巣には雛が描かれています。

多様な銅板技法を用いり、植物の個性に合わせて技法を選び表現する
凝りようが本当に素晴らしく、荒俣氏のリンネ分類学と植物愛から
ソーントン伝、「フローラの神殿」の成立から各植物画の解説まで
熱く語られているので、こちら側にも熱量が伝わる素敵な書になっています。

植物画だけで28葉あります。
本のサイズは265×375なので見応えあります。
図版には額縁のようなエンボス加工され、函入りの豪華な仕様になっています。

1990年にこの本の復刻版がでましたが、1999年に小学館文庫から出た
「アラマタ図像館」にも完全収録されたようです。

今ではどちらも絶版なので、また復刻して欲しい本かと思います。















*
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by bonplaisir | 2016-01-15 13:01 | 画集/図版集

ロバート・ジョン・ソーントン「バラ各種」

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*Robert John Thornton(1768-1837) "Temple of Flora"より 「ROSE」1805


英国の植物学者ロバート・ジョン・ソーントンの著書、
「フローラの神殿」より「バラ各種」の画。

この植物画集の中でソーントン自ら原画を起こしたのは
このバラの画だけなのです。

そして美しいバラたちに寄り添う昆虫と
一緒に描かれているのはナイチンゲール。
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by bonplaisir | 2016-01-14 12:04 | 一枚の絵

18世紀のブーケの絵

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時計草に惹かれてしまった素敵なブーケの絵。

18世紀のものとだけ、画家の詳細がよくわかりません。

左下にあるサインには「 A.G.Wildrik 」とあるのは
画家のサインなのか植物学者のサインなのか、、、


それにしても沢山の種類の花々、
時計草の他に、薔薇、チューリップ、カーネーション、
スミレ、ニゲラ、、、このぐらいしかわかりませんが
10種類ぐらいは描かれているようです。

追々詳細を探ることにして取りあえず保管♡
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by bonplaisir | 2015-11-20 12:00 | 一枚の絵

植物図:雑誌の付録カレンダー

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表紙:トウモクレン

雑誌「花時間」の付録、1997年のカレンダー。
17世紀から19世紀のボタニカルアートを
表紙、カレンダー、裏表紙と8枚収録されているもの。

植物図続きで本棚の整理をしていたら出てきました。
何気に捨てられずに未だに持ってたみたいです(笑)

改めて観ると、やっぱ趣のあるセンス良いセレクト、
解説を読んでみて「あらっ!」ってなりましたよ。

表紙と1、2月の図の原画はルドューテの作でした☆
他の解説も詳細よく書かれているのが嬉しかったです。


1、2月の図:モクレン
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言われてみれば、構図がルドューテっぽいですね。
出典は表紙と同じく、アンリ・ルイ・デュアメル・デュ・モンソー
「フランス樹木誌」1804-1825年 パリ刊
多色刷スティップル銅版画手仕上げ。
この技法は版画の図柄を点で彫っていくもので
19世紀初頭にフランスで開花、柔らかで繊細なタッチが特徴。


3、4月の図:マッティオリのルナキッスス
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ヨハン・テオドール・デ・ブリィ
「改定花譜」1641年 フランクフルト刊
手彩色銅版画、部分を分けて1枚の画面に納めるのは
ボタニカルアートが対象の特徴を客観的かつ
科学的に記録することを目的としたため。


5、6月の図:カーネーション類
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エマニュエル・スウェールツ
「紅毛花譜」1631年 アムステルダム刊
手彩色銅版画、皇帝ルドルフ2世の命により
オランダの草花栽培家スウェールツがつくった花譜。
図鑑と同時に市場のカタログでもあった。
江戸中期、平賀源内もこの同年の版を入手しているそう。


7、8月の図:コンヴォルヴォルス属
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ヨハン・ジーモン・ケルナー
「有用植物図譜」1786-1796年 シュトゥツトガルト刊
手彩色銅版画、この図版は植物学者である
ケルナー自身により作画、彫刻、彩色された図譜。
繊細で奥ゆかしく、淡い色調で絶妙なぼかし具合が特徴。


9、10月の図:ブクスス属
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アブラハミ・ミュンチング
「精見植物図譜」1696年 ライデンおよびユトレヒト刊
手彩色銅版画、図版の下部に風景が描かれている、
時に上部に天使がいたりするこの形式は
バロックスタイルといい1700前後に描かれていたもの。


11、12月の図:コットンなど
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ヨハン・ヴィルヘルム・ヴァインマン
「薬用植物図譜」1745年 レーゲンスブルグ刊
多色刷メゾチント銅版画手仕上げ、この技法は影をつけたり
微妙なグラデーションを表現できる。
この図譜は1枚の図版に何種類もの植物が描かれているのも特徴。


裏表紙:スピラエア属
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ウィリアム・カーチス
「ロンドンの花」1777-1798年 ロンドン刊
手彩色銅版画、ジェームズ・サワビー画。
すべての植物が実物大で描かれた図譜、
カーチスは英国で「ボタニカル・マガジン」という
比類ない雑誌を出版した人物。


数枚からでもいろいろと勉強になります。
残して置いてよかった(笑)
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by bonplaisir | 2015-09-24 12:00 | その他の本関連

洋蘭ボタニカルアートのポストカードBOX

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20年くらい前だったか、地元にあった洋ラン植物園、
(今も植物園は残っていますが多目的観光スポットに変貌)
そこのショップで求めたボタニカルアートのポストカード。

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植物学者のロバート・ワーナー(1814-1896)と
ベンジャミン・サミュエル・ウィリアムズ(1822-1890)が編集した
「SELECT ORCHIDACEOUS PLANTS」(1862-1891)という著書、
30年もの歳月をかけて作られた貴重な蘭の古図譜は全3巻あり、
ビクトリア女王陛下に献上され、貴族たちにも親しまれたとか。
その中から40枚選び出し、ポストカード集にした
植物園オリジナルのグッズでした。

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様々な顔を持つ洋ランの世界も面白いですね。
スミレやユリ、ヒヤシンスやアヤメ、スイセンやチューリップみたいのもある!

父が山えびね(ラン科)にハマってた時期があり、
花を咲かせるのが大変で育てるの難しそうでした。
その苦労を見てたので、ワタシは眺める専門でいいわーと思ったり(笑)
もしくは植物画で楽しむのも一興かな☆
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by bonplaisir | 2015-09-23 12:00 | その他の本関連

ルドゥーテ:バラ図譜(普及版)

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*バラ図譜(普及版) ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ/著 河出書房新社 2012年

普及版が出版されて直ぐに飛びつき取り寄せましたw

ナポレオンの最初の妻ジョゼフィーヌの庇護のもと
マルメゾン城の庭園に咲く世界中のバラを描いた図譜、
手元にやっと置くことができました。

どれも素晴らしくて、繊細でエレガントに描かれている薔薇たちは
美しく見える角度や構図にもこだわり、
植物学的に見ても資料として役に立つ描き方。
だから時に花は正面からだけじゃなく描かれていたり。
眺め続けていると、段々と薔薇が浮き上がってくるような、
そこに薔薇が本当にあるかのような錯覚に陥ります。

最後に肉筆画が二枚、収録されています。
透明感ある色彩で儚げだけど存在感凄いです。

「美花選」も手にしたいけどー高価過ぎるー
こちらも普及版出してくれたらいいのになー(;^^)










*
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by bonplaisir | 2015-09-22 12:00 | 画集/図版集


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