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Book:ヨーロッパの図像 花の美術と物語

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*ヨーロッパの図像 花の美術と物語 海野 弘/著 パイ インターナショナル 2017年



今週はこの本にも載っている画家らの記事でした。
前々から気になっていた絵の作者がわかったり、
気になってる画家の名前のカナ表記を知れたり、
知りたい事の糸口を示してくれた有難い本です。

内容も実に興味深いものばかり♡
花の美術史を古代、中世から近代までの
絵画、博物画、デザイン、ファッションなどなどに、
花にまつわる神話や物語まで、それぞれの分野の素敵な片鱗ら、
のめり込むきっかけとして誘ってくれそうです。
百花繚乱でロマンチックな一冊。

360頁ちかくあるので見応えありますわ☆
欲張りさんには目の毒です(嬉笑)















*
by bonplaisir | 2018-03-10 12:00 | 画集/図版集

Barbara Regina Dietzsch画のボタニカル

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バーバラ・レジーナ・ディーチュという女性が描く
ボタニカルアートに一目惚れ♡


Barbara Regina Dietzsch(1706-1783)
18世紀のドイツの画家、ニュルンベルクに生まれ、
花や鳥、昆虫の絵を多く描きました。
ディーチュが活動していた時代のニュルンベルクは
ボタニカルアートの中心だったそうです。

彼女の細心の描画スタイルは、フランスやオランダで
静物画の研究に影響を与えたようです。

背景がブラックといのも特徴ですよね。
油絵による黒地の花の絵を描く伝統を受け継ぎ、
暗褐色の紙に水彩で描くスタイルだそう。

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ディーチュって、色っぽい気がする♡


彼女の絵を眺めていたら
やっぱ今、上野で開催中のブリューゲル展へ行きたくなりましたー。
ヤン・ブリューゲル(子)の花の絵が見たい!















*
by bonplaisir | 2018-03-09 12:00 | 一枚の絵

ボッティチェッリの「プリマヴェーラ」からのボタニカル

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このアヤメの絵もTumblrのタイムラインで見て「素敵!」ってなって、
でもまてよ、絵の中の一部みたい?って、、、

で、ルネサンス時代の絵画っぽいからで探してみたら
ボッティチェッリの「プリマヴェーラ(春)」から切り出しだったのね。
その一部っていうのが黄色枠なんだけど、、、

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この分部だけでも一枚の絵で成り立ちそうな、それがまたぐっときちゃったり♡


この「プリマヴェーラ(春)」(Primavera:1482年頃)の中に描かれている
沢山の種類の植物がずっと気になってて、バラやオレンジはわかるけど、
それ以外に何が描かれているのか、知りたかったのです。

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で、またまた知ることができたきっかけがあり、
バラを抱きかかえている フローラ のドレスの花柄には
カーネーションやヤグルマギク、他にも何種類かの植物が描かれていますね。

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フローラ のとなりでゼピュロスにつきまとわれている
クローリスの口元からはヒルニチソウがこぼれ落ち。

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中央の足元には、バラ、ユリ、タンポポ、スミレ、
クリスマスローズ、ノボロギク、ワスレナグサなどなど。

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全体をよーく見まわすと、まだまだ沢山あるようで、
スイセン、クロッカス、ヒマワリ、ヒヤシンス、アネモネ、アカンサスと咲き乱れ、
全部確認するには鮮明な拡大画像じゃないとできない気がします(笑)
でもとっても楽しい作業になりそうな♡















*
by bonplaisir | 2018-03-07 12:30 | 一枚の絵

ニコラ・ロベール画の花飾り

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あるとき、Tumblrのタイムラインで見かけた
心惹かれる天使のイラスト。

雲の上からお花を降らせている、なんてロマンチックな。

ノンクレジットな投稿だったので
誰の、いつ頃の作品かまったくわからず、、、
検索かけてもヒットせずで、そのまま放置してたのですが、
あるきっかけで描いたのは17世紀のフランスの画家ニコラ・ロベールとわかり、
「La guirlande de Julie」(1641)という花詩集からのイラストだったのです。

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ニコラ・ロベール(Nicolas Robert :1614-1685)
動物学の鳥類や植物画家でした。

「La guirlande de Julie」は、フランス軍人のサント=モール男爵が
パリで有名なランブイエ夫人の文学サロンで、作家と詩人のミューズであった
ランブイエ夫人の娘ジュリーを崇拝し、そして彼女への贈り物として、
その賞賛を花の詩にまとめ、ニコラ・ロベールに絵を描かせたアルバムです。

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左:ジュリー(Julie d'Angennes:1607-1671)
右:サント=モール男爵(Charles de Sainte-Maure, duc de Montausier:1610-1690)



このロマンチックな贈り物は功を奏し、ふたりは結婚したそうです。


この詩集に描かれた植物画が気になりますよね。
数年前にフランスで復刻版が出版されましたが既に絶版でした。

少しでも片鱗をと探したところ、、、
パンジーとチューリップを見つけました。

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どんな詩が添えられていたのでしょうね。



この詩集に添えられたものではありませんが
アネモネの絵も素敵です♡

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*
by bonplaisir | 2018-03-06 12:30 | 一枚の絵

Twelve Months of Flowers:Flower Chart for March

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*Robert Furber(1674-1756) Twelve Months of Flowers(1730)Flower Chart for March
 Designed by Peter Casteels (1684–1749). Engraved by Henry Fletcher (1715–1744)



18世紀の英国のボタニカルアートにも
フランスに負けないくらい華やかで素敵なのがあるのですね♡

ロバート・ファーバーは英国のケンジントン生まれ。
17世紀末から18世紀中期の園芸家であり、その道の権威者でした。

ファーバーの最も著名な本が「Twelve Months of Flowers」(1730)。
この本は、植物と種のカタログとして書かれました。
12ヶ月の季節に咲いている植物の詳細な描写と手彩を特徴としています。

その中から「3月」を取り上げてみました。
よく見ると全部違う花、ひとつひとつに番号がふられ、
その下に花の名前がが記されている欄があります。
それによると34種類の花々が描かれているようです。

楽しー♡

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12ヶ月分並べると違いがよくわからない(笑)
でも、よーーーく見ると少しずつ違う?
咲く時期が咲かなるものまで描かれているからなのでしょうか。

素晴らしいです☆
復刻版出して欲しい、もしくはカレンダーあったら飾りたーい☆

でもってフルーツ版も1732年に出しているそうで、そちらも拝んで見たいです。









*
by bonplaisir | 2016-05-14 12:00 | 一枚の絵

ルドゥーテ「美花選」普及版

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*美花選[普及版] ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ 2016年 河出書房新社


待ってた甲斐があったのか、普及版がでました(笑)
河出書房新社さんの創業130記念によるものみたいです。

嬉しくて即お取り寄せ☆
薔薇以外にも見たかったルドゥーテの花たちに
やっと出逢えました♪

全144点、見応えありです。

巻末に肉筆画が3点載せられていました。
本物を観てみたくなりますよねー
機会があるといいなー。











*
by bonplaisir | 2016-02-25 12:00 | 画集/図版集

TASCHEN版 The Temple of Flora

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*Robert John Thornton: The Temple of Flora Werner Dressendorfer/著 Jutta Hendricks/編集 
 2013年 Taschen America Llc


我が家で一番の大判画集です。
以前の記事で豆本との比較で載せたことがあります。

どれくらい大きいかと言うと、34.7 x 42.7 cm です。
ですがこの版は2008年に出版されたものの復刻版のようで
最初のバージョンは更に大きく47.6 x 64.1 cm だったようです。

このタッシェン版は初版の復刻版で、
荒俣氏の復刻版では見られない肖像画やモノクロ画がカラー画です。
なので「バラ各種」もナイチンゲールの巣の中には卵が描かれています。

ソーントンが敬愛するリンデの肖像画も美しい彩色が施され、
キューピットの絵も植物画に劣らずの素晴らしい彩色画です。

現在、一番手に入りやすくてリーズナブルな価格の画集です。














*
by bonplaisir | 2016-01-16 12:00 | 画集/図版集

フローラの神殿:荒俣宏/編著

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*フローラの神殿 R・J・ソーントン 荒俣宏/編著 1985年 リブロポート


植物の分類法に画期的なシステムを導入した、スウェーデンの博物学者
カール・フォン・リンネ。英国の植物学者ロバート・ジョン・ソーントンは、
リンネ分類学を図解した「フローラの神殿」を当時の英国で第一級の
絵師、整版師、刷り師を揃え、叶う限り大画面で制作にあたった。
そのため多大な負債をこうむり貧困のうちに没してしまった。

でも彼が残した「フローラの神殿」は愛好家から<史上最美の一冊>と
折り紙をつけられ植物図鑑の至宝と呼ばれることになりました。

植物とともに描きこまれた劇的な背景はロマンティックであり、
壮大な自然美の画集としても珍しい図鑑になっています。

この素晴らしい図画集の初版は極めて貴重で、
日本においては所有者も(少なくとも公的機関)存在しないと思われてます。
原書はクォート判第二版(でも希少)を荒俣氏が復刻したのが本書。

版によって少しずつ描きかえられている「フローラの神殿」
先日載せた「バラ各種」は初版の画でナイチンゲールの巣に卵、
背景にはギリシャ神殿のような建物がありますが、こちらの版では
背景が円柱の建物に変更され、鳥の巣には雛が描かれています。

多様な銅板技法を用いり、植物の個性に合わせて技法を選び表現する
凝りようが本当に素晴らしく、荒俣氏のリンネ分類学と植物愛から
ソーントン伝、「フローラの神殿」の成立から各植物画の解説まで
熱く語られているので、こちら側にも熱量が伝わる素敵な書になっています。

植物画だけで28葉あります。
本のサイズは265×375なので見応えあります。
図版には額縁のようなエンボス加工され、函入りの豪華な仕様になっています。

1990年にこの本の復刻版がでましたが、1999年に小学館文庫から出た
「アラマタ図像館」にも完全収録されたようです。

今ではどちらも絶版なので、また復刻して欲しい本かと思います。















*
by bonplaisir | 2016-01-15 13:01 | 画集/図版集

ロバート・ジョン・ソーントン「バラ各種」

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*Robert John Thornton(1768-1837) "Temple of Flora"より 「ROSE」1805


英国の植物学者ロバート・ジョン・ソーントンの著書、
「フローラの神殿」より「バラ各種」の画。

この植物画集の中でソーントン自ら原画を起こしたのは
このバラの画だけなのです。

そして美しいバラたちに寄り添う昆虫と
一緒に描かれているのはナイチンゲール。
by bonplaisir | 2016-01-14 12:04 | 一枚の絵

18世紀のブーケの絵

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時計草に惹かれてしまった素敵なブーケの絵。

18世紀のものとだけ、画家の詳細がよくわかりません。

左下にあるサインには「 A.G.Wildrik 」とあるのは
画家のサインなのか植物学者のサインなのか、、、


それにしても沢山の種類の花々、
時計草の他に、薔薇、チューリップ、カーネーション、
スミレ、ニゲラ、、、このぐらいしかわかりませんが
10種類ぐらいは描かれているようです。

追々詳細を探ることにして取りあえず保管♡
by bonplaisir | 2015-11-20 12:00 | 一枚の絵


挿絵とか絵本とか画集とか、気ままに覚え書き。


by haruchonns

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